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2011 Fiscal Year Annual Research Report

ポリグリコール酸フェルトをマトリックスとした生体内自己小腸再生療法の開発

Research Project

Project/Area Number 22591983
Research InstitutionKyoto Prefectural University of Medicine

Principal Investigator

木村 修  京都府立医科大学, 医学研究科, 准教授 (10315963)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 古川 泰三  京都府立医科大学, 医学研究科, 助教 (20515291)
Keywords小腸機能不全 / 小腸再生 / 神経ペプチド / ポリグリコール酸フェルト
Research Abstract

本年度もラットを用いた自己小腸再生モデルの確立を目標に、モデル作成し、実験の再現性について検討した。具体的な作成内容は以下のごとくである。
雄性inbred Lewis rat(体重250g)を用いたが、小腸の全長は約100cmであり、この50%にあたるmidgutの50cmをThiry-vella loopとし両端はstomaとして皮膚に開放した。
それ以外の残存小腸は端々吻合し、経口摂取はnormal chew dietとし、特に制限しなかったこのThiry-vella loopの小腸に対して、欠損部位の長さを2mmつつ2cmまで延長し、一カ所につきポリグリコール酸フェルトをマトリクスとした場合にどの程度まで再生、延長できるかについて検討した。
術後、一ヶ月後に再生予定部位を検索したところ、神経ペプチドであるボンベシンを投与しない群では、4mm以上の欠損部位を再生するには至らなかったが、ボンベシン投与群(30μg/kg/day)では1.5cmまでの欠損部位を再生することができた。また小腸欠損部位の数に関しては現在までに、3カ所まで同様の再生が可能なことが確認できた。
しかし、本年度、再現性を安定すべく、モデルの作成を進めていったが、すべてのモデルで同様の結果が得られず、未だ、安定した結果を用いて目的の解析をするまでには至っていない。
今後、再現性を安定させるためにはどのような問題をクリアしなければならないかを検討し、その後、再現性のある再生部位の腸管に対して、粘膜上皮、粘膜下リンパ球の組成、神経ネットワークの連続性などについて組織学的な検索を行っていく予定である。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

4: Progress in research has been delayed.

Reason

当初、効果が認められた実験モデルであるが、再現性が安定せず、その原因を検索中。

Strategy for Future Research Activity

実験モデルの再現性が安定しないと、詳細な解析を行っても神経パプチドが及ぼす腸管再生作用のメカニズムについて解析することができないため、今後実験モデルの作成方法や作成者の手技の安定を一層図り、できるだけ早く目的の形跡に移行したい。

URL: 

Published: 2013-06-26  

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