2012 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
22592027
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Research Institution | 防衛医科大学校 |
Principal Investigator |
木下 学 防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究, 【医学教育部医学科専門課程】, 准教授 (70531391)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
西川 可穂子 防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究, 病院, 助教 (20345416)
小野 聡 防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究, 防衛医学研究センター, 准教授 (30531355)
宮崎 裕美 防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究, 防衛医学研究センター, 助教 (30531636)
四ノ宮 成祥 防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究, 医学教育部医学科専門課程, 教授 (40505260)
阪本 敏久 防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究, 病院, 教授 (50178571)
関 修司 防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究, 医学教育部医学科専門課程, 教授 (80531392)
齋藤 大蔵 防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究, 防衛医学研究センター, 教授 (90531632)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 熱傷 / 複合免疫不全 / 好中球 / クッパー細胞 / 熱傷後感染 / IL-18 / CD68陽性Kupffer細胞 / CD11b陽性Kupffer細胞 |
Research Abstract |
1, 熱傷後MRSA感染と対策:熱傷後は好中球が機能不全に陥りMRSAへの感染抵抗性が減弱したが、糖尿病などのcompromised hostでも易感染性が問題となる。そこで糖尿病モデル(db/db)マウスを用いて、ブドウ球菌を感染させ感染増悪化の機序と対策を検討した。糖尿病マウスでも好中球機能が減弱していたが、インシュリンで好中球機能が回復し感染抵抗性が増すことが明らかになった (Infect Immun 2012;80:4409-16)。 2, 熱傷後の好中球機能解析とその制御が肺傷害に与える影響:熱傷直後は好中球の活性酸素産生能や好中球エラスターゼ産生能が亢進しており、これにより肺などの臓器障害が増悪し死に至ることが知られている。そこで熱傷前後に好中球エラスターゼを阻害することでLPS誘発肺障害が軽減出来、肺障害による致死率が改善できるかを検討した。熱傷後の好中球エラスターゼ活性の亢進をエラスターゼ阻害剤で制御すると、LPS投与による肺でのMIP-2濃度の上昇や好中球の肺集積、さらには肺毛細血管の透過性亢進が抑制され、致死性の肺傷害が回避出来ることが分かった。 3, Kupffer細胞の機能解析と亜分類:マウスには異物貪食能が旺盛なCD68陽性Kupffer細胞とサイトカイン産生能が高いCD11b陽性Kupffer細胞が存在するが、高脂肪高コレステロール食を摂取したマウスでは、CD68陽性Kupffer細胞が減りCD11b陽性Kupffer細胞が増加し、この増加したCD11b陽性Kupffer細胞によりTNFやFasLを介した肝障害が増強することが分かった(PLoS ONE, 2013)。 4,熱傷後の肝単核球での蛋白合成の解析と免疫能の変化:熱傷5日後のマウスの肝臓では鉄などの微量金属を捕捉する蛋白質が増加する傾向がProteomicsによる解析で認められた。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(26 results)