2011 Fiscal Year Annual Research Report
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22592031
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Research Institution | Tokyo Medical and Dental University |
Principal Investigator |
田畑 純 東京医科歯科大学, 大学院・医歯学総合研究科, 准教授 (20243248)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高野 吉郎 東京医科歯科大学, 大学院・医歯学総合研究科, 教授 (90126425)
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Keywords | エナメル芽細胞 / 象牙芽細胞 / 培養法 / 咬頭形成 / 凹凸構造 |
Research Abstract |
歯は歯種ごとに固有の形態があって、咬合や咀嚼において重要であり、遺伝的に決定されているが、歯胚の細胞による形づくりの実態は未だに不明の点が多い。本研究では、申請者らが開発したTDL培養(ThreeDimensional&Layeredculture)法とビーズ法を組み合わせて歯胚の上皮細胞と間葉細胞を個別に操作し、細胞増殖や分化を局所的に促進または停止させて、咬合面の凹凸形成のメカニズムを検証する。 本年度は、TDL培養の能率を上げることを考え、象牙芽細胞の株細胞を入手し、その性質の確認と導入方法の検討を行った。続いて、エナメル芽細胞の株細胞も入手できたので、現在はその性質の確認と導入方法の検討を行っているところである。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
初代培養細胞を2種類用意して、共培養を行うため、毎回20匹分のラットの切歯、臼歯を材料に実験を開始している。この頭数は限界の数量であるが、実験を行うには十分とはいえず、実験の効率をなかなかあげられずにいた。くわえて、複数の細胞がまざっていることも問題で、詳細な解析によってこれら混入細胞を識別できるものの、誘導実験においては無視できない障害となってきた。
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Strategy for Future Research Activity |
研究計画の立案当初には、予定していなかったが、初代培養から株細胞に切り換えて、全体の効率を上げる必要がある。そこで、もっとも好適と思われる株細胞を探し、昨年秋に歯胚間葉、本年3月に歯胚上皮を入手できた。すでに単層培養によってこれら株細胞のキャラクターは、ほぼつかめてきたので、今年度はこれら2種の株細胞の共培養実験を展開する予定である。
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Research Products
(1 results)