2012 Fiscal Year Annual Research Report
ジェネティックエビデンスに基づいたNFーκB阻害によるBMP誘導性骨形成の促進
Project/Area Number |
22592042
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Research Institution | Kyushu Dental College |
Principal Investigator |
張 皿 九州歯科大学, 歯学部, 助教 (00326472)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
自見 英治郎 九州歯科大学, 歯学部, 教授 (40276598)
松尾 拡 九州歯科大学, 歯学部, 准教授 (70238971)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | NF-κB / 骨芽細胞 / BMP |
Research Abstract |
NF-κB inducing kinase (NIK) の機能欠失型の点変異によって、NF-κB2のp100からp52へのプロセシングが阻害されるaly/alyマウスでは、骨吸収の抑制と骨形成の亢進が認められる。しかし、この骨量増加がp100のプロセシングの阻害、またはNIKが別の下流分子の機能を抑制することに起因するのか、不明である。そこで、aly/alyマウスとp100とp52を共に欠損するNF-κB2欠損(NF-κB2-/-)マウスを交配(aly/aly/NF-κB2-/-)し、骨の表現型を解析し、細胞レベルで検討した。6週齢雄の野生型、 aly/alyおよびaly/aly/NF-κB2-/-マウスの骨形態計測を行ったところ、aly/aly/NF-κB2-/-マウスではaly/alyマウスで認められた骨量の増加は見られなかった。また、各遺伝子型マウス由来の骨芽細胞をBMP-2で刺激すると、aly/alyマウス由来の骨芽細胞で野生型マウス由来の骨芽細胞と比較して、ALP活性およびSmad1/5/8のリン酸化が亢進したが、aly/aly/NF-κB2-/-マウス由来の骨芽細胞では、ALP活性およびSmad1/5/8のリン酸化は野生型マウス由来の骨芽細胞と同レベルであった。これらの結果より、aly/alyマウスに見られる骨量の増加は、NIKの別の下流分子ではなく、p100のプロセシングの阻害に起因すると考えられる。すなわち、NF-κB2の100からp52へのプロセシングは骨代謝調節に重要であると考えられる。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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[Journal Article] Disruption of NF-κB1 prevents bone loss caused by mechanical unloading.2013
Author(s)
Nakamura H, Aoki K, Masuda W, Alles N, Nagano K, Fukushima H, Osawa K, Yasuda H, Nakamura I, Mikuni-Takagaki Y, Ohya K, Maki K, Jimi E.
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Journal Title
J Bone Miner Res.
Volume: in press
Pages: 未定
Peer Reviewed
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