2012 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
22592086
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Research Institution | Nagasaki University |
Principal Investigator |
福間 裕 長崎大学, 医歯(薬)学総合研究科, 教務職員 (50253688)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
坂井 詠子 長崎大学, 医歯(薬)学総合研究科, 助教 (10176612)
岡元 邦彰 長崎大学, 医歯(薬)学総合研究科, 准教授 (10311846)
西下 一久 長崎大学, 医歯(薬)学総合研究科, 助教 (20237697)
筑波 隆幸 長崎大学, 医歯(薬)学総合研究科, 教授 (30264055)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 歯肉上皮細胞 |
Research Abstract |
歯周病は、細菌感染による歯肉上皮細胞の破綻とそれに続く免疫担当細胞によって引き起こされる疾患である。しかし上皮細胞の病態解析は免疫担当細胞の解析に比べ、殆ど行われていないのが現状である。本研究では、歯周病における上皮細胞での本酵素の生理学的・病理学的役割について解明を目指すものである。 I. 上皮細胞培養系における形態学的解析:エンドソーム・リソソーム特異的蛍光染色試薬リゾトラッカーを用いて解析を行った。歯周病原性細菌P.gingivalisを感染させた後、カテプシンC KO-マウス由来の上皮系培養細胞でエンドソーム・リソソームの空胞化の有無に関して形態学的観察を行なった。正常細胞はリゾトラッカーとP.gingivalisの局在が一致したが、カテプシンC KO-マウス上皮細胞ではP.gingivalisの局在したコンパートメントは空胞化が認められた。 II. 上皮細胞培養系における生化学的解析:我々が以前に行なったカテプシンE-KOマクロファージの実験では、リソソーム性膜タンパク質が野生型マクロファージに比べ、カテプシンE-KOマクロファージ内に蓄積し、逆に可溶性リソソーム酵素の細胞内量が減少し、培養液中への分泌が亢進していた。そこで、カテプシンC KO-マウス上皮培養細胞でも同様にこれらの膜タンパク質が蓄積しているか検討した。しかしながら、予想に反して両細胞には著しい差異が認められなかった。また、可溶性リソソーム酵素について細胞内酵素活性と細胞外分泌量を酵素活性も変化はなかった。さらにエンドソーム・リソソームのpHについて、リゾセンサーという蛍光プローブをエンドサイトーシスさせ、24時間後のpHについて解析を行なったが、著しい差は認められなかった。今後は細胞膜のタンパク質の変化について検討する予定である。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(12 results)