2012 Fiscal Year Annual Research Report
細胞間情報交換におけるストレス応答マイクロRNAの役割
Project/Area Number |
22592087
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Research Institution | Nagasaki University |
Principal Investigator |
田代 茂樹 長崎大学, 医歯(薬)学総合研究科, 助教 (20300882)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佛坂 由可 長崎大学, 大学病院, 講師 (10244089)
片山 郁夫 長崎大学, 大学病院, 助教 (80295089)
角 忠輝 長崎大学, 医歯(薬)学総合研究科, 助教 (80284701)
中村 卓 長崎大学, 医歯(薬)学総合研究科, 教授 (30172406)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | マイクロRNA / 細胞間情報交換 / ギャップ結合 / ストレス応答 / cPLA2α |
Research Abstract |
本研究では、環境ストレス(電離放射線、紫外線、温熱、Hypoxia)に対する細胞応答に際してのmiRNAの役割を知るため、最初に細胞を様々なストレス下に置くことにより発現が大きく変化するmiRNAを同定することを試み、その手掛かりを求めるため、アレイ法による既知のmiRNAの検索、さらにライブラリーを作製して網羅的に解析しようとした。しかし、量があまりにも膨大なのが問題となった。これまで1個の細胞内での生物学的機序の同定は行われてきたが、細胞集団における働きは未だ認識されていない。 以前に我々の研究室では、温熱ストレスに対する細胞の反応性を、ギャップ結合をポイントにして比較した実験を行っていた。その研究で分かったことは 細胞は細胞間のコンタクトがなくなると途端に温熱に対する感受性が高くなるということである。この結果は我々が長年研究してきたcPLA2αの有無に依存した。よって、スクリーニングを試みる細胞はcPLA2αが欠損している細胞とその正常細胞を比較して用いることがその突破口になると考えた。 簡便なやり方としてsiRNAなどを用いる方法があるが、完全にノックアウト(KO)することはできず、ストレス応答の再現性に問題点が残った。よってcPLA2αのKOマウス由来の細胞を用いることが最善策であると考えた。以前、共同研究でcPLA2αのKOマウスを使ったことがあるが、継代することが困難で実験材料として使うには労力が大きく、相手の研究室への依存度が大きすぎた。従って、我々でconditional KOマウスを作製することにした。世界的にもこのようなマウスは存在せず、ソースとしての貢献も副産物として得られ、継続して飼育する場合には非常に有効である。遠回りではあるが最も早く目的に近づく実験であると考えている。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(3 results)