2011 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
22592096
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Research Institution | Kyushu Dental College |
Principal Investigator |
田中 達朗 九州歯科大学, 歯学部, 講師 (50326469)
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Keywords | 唾液 / 口腔乾燥症 / MRI / sialography / 機能 / 治療 |
Research Abstract |
我々は、これまでに唾液腺のMRI検査を動的な状態での検出を可能とするようなDynamic MR sialographyの開発を行ってきた。これまでに、この撮像法を口腔乾燥症患者、シェーグレン症候群患者、健常者ボランティアに対して行い、味覚刺激後の流出パターン、反応時間などが患者と健常者とでは異なる様相を呈することを示した。これらの手法は、唾液腺の機能状態を従来の手法とは全く異なったMRIにより検出し、診断を行うことを可能にするもので、唾液腺機能低下を来す疾患の診断に際しての新たな指標となり得る要素を示したものと考える。唾液腺やその周囲組織に異常を訴える患者に対して形態と機能を同時に検査出来るこの手法は患者の負担軽減という点において臨床的にも意義あるものと考える。加えて、現在は口腔乾燥症患者に対し、唾液腺洗浄療法を行った患者から得られたDynamic MR sialographyのデータを基に画像所見や唾液の流出パターンの違いにより治療効果に相違があることを報告した。今後は対象症例数を更に増し、これまでの報告してきた知見をより正確なものとしたいと考えている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
臨床的な研究であり、対象となる症例も限定しているため、症例数を増やすには一定期間は必要と考える。
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Strategy for Future Research Activity |
今後は、更に症例数を増やしていくことで、これまで蓄積してきたデータをより正確なものにしていく予定である。それに加え口腔乾燥症患者に対する、様々なの治療法とDynamic MR sialographyの所見についての関連性、生化学的な検査結果との関連性についても検討を行い、口腔乾燥症の病態解明、治療法の確立を更に押し進めていく予定である。
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Research Products
(10 results)
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[Presentation] Utility of ultrasonography for diagnosis if stitch abscess after surgery of oral cancer2011
Author(s)
Tanaka T, Yamamoto N, Kito S, Matsumoto-Takeda S, Wakasugi-Sato N, Otsuka K, Oda M, Imamura Y, Haraoka T, Ono I, Nishio Y, Miyamoto I, Yamashita Y, Takahashi T, Morimoto Y
Organizer
The 18th International Congress of Dentomaxillofacial Radiology
Place of Presentation
Hiroshima
Year and Date
20110526-20110530
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[Presentation] 口腔乾燥症唾液腺洗浄療法の予後予測におけるDynamic MR sialographyの有用性2011
Author(s)
田中達朗, 鬼頭慎司, 小田昌史, 松本忍, 若杉奈緒, 大塚梢, 林祐樹, 深井康宏, 時津高俊, 志岐一欣, 森本泰宏
Organizer
第16回日本歯科放射線学会臨床画像大会
Place of Presentation
新潟
Year and Date
2011-10-02
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[Presentation] 口腔乾燥症の病態解明と治療法選択基準の確立2011
Author(s)
田中達朗, 鬼頭慎司, 若杉奈緒, 松本忍, 小田昌史, 尾崎由衛, 土生学, 兒玉正明, 宮本郁也, 山本哲彰, 森本泰宏
Organizer
第71回九州歯科学会総会
Place of Presentation
北九州
Year and Date
2011-05-29
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