2012 Fiscal Year Annual Research Report
歯内治療における電気化学的な細菌由来プロテアーゼ活性および遺伝子検出法の開発
Project/Area Number |
22592126
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Research Institution | Kyushu Dental College |
Principal Investigator |
西野 宇信 九州歯科大学, 歯学部, 助教 (80364157)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
永吉 雅人 九州歯科大学, 歯学部, 助教 (30382419)
北村 知昭 九州歯科大学, 歯学部, 教授 (50265005)
西原 達次 九州歯科大学, 歯学部, 教授 (80192251)
佐藤 しのぶ 九州工業大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (80510677)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 根管治療 / 無菌化 / 電気化学的検出 |
Research Abstract |
歯内治療における病態の把握や根管充填時期決定における重要な要素として,根管内および根尖病巣における細菌の存在があり,歯内治療成功率を向上させるには,複雑な根管系および根尖病巣に存在する細菌の高精度な検出と適確な除去の確認が必須要件となる.根管・根尖病巣に存在する細菌の検出法として,現時点では根管内からサンプルを採取し嫌気培養によって判断する手法がとられている.しかしながら嫌気培養法は操作が煩雑であり判定までに時間がかかることや経済的側面から臨床現場への普及度は低く,多くの歯科医師は,いまだに病態の変化を患者の自覚・他覚症状から歯科医師が主観的に判断している. 本研究では,電気化学的手法を応用した細菌由来プロテアーゼ活性および特異的遺伝子検出による迅速・確実な細菌検出システムの開発を目的としている.今年度は口腔内に存在する細菌の関連酵素(Arg-gingipain (Rgp),Lys-gingipain (Kgp))の同時検出を目的として,電気化学的プロテアーゼアッセイ法を適用し Rgp, Kgpの特異的な検出を試みた.すなわち,異なるRedox電位を有するフェロセンプロピオン酸またはフェロセンカルボン酸と金電極上に固定するためのシステインを認識部位の異なる基質ペプチド(FRG, FKG)に導入し、得られた基質ペプチドの金電極への同時固定化を試みた。その結果,検出された値は蛍光測定により算出された結果とほぼ一致しており,本手法が口腔内に存在する細菌の簡易検査手法へ発展できる可能性を示している。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(7 results)