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2012 Fiscal Year Annual Research Report

超高分子量ポリマーフィラーを用いた次世代歯科材料の開発

Research Project

Project/Area Number 22592146
Research InstitutionOsaka University

Principal Investigator

寺岡 文雄  大阪大学, 歯学研究科(研究院), 准教授 (00099805)

Project Period (FY) 2010-04-01 – 2013-03-31
Keywords超高分子量ポリエチレン / プラズマ処理 / 理工学性質 / 濡れ性 / ジルコニア / フィラー / マトリックス
Research Abstract

超高分子量ポリエチレン(UHMWPE)粉末の表面をプラズマ処理して表面改質方法を確立することができた.表面改質したUHMWPE粉末を義歯床用レジンの粉末および歯冠用硬質レジンに添加し,臨床サイドで理工学性質を調整することができた.UHMWPE粉末の表面をプラズマ処理することにより,マトリックスとの親和性が増加し,その結果成形体の特性を向上することができた.さらに,表面処理したUHMWPE粉末には抗菌性の竹エキスをコーティングすることができ,コーティングした粉末を金属(チタン)やセラミックス(ジルコニア)表面に塗布することにより,抗菌性を付与することができた.UHMWPE粉末を直接添加できない金属やセラミックスではプライマーや接着剤に添加して使用することにより,ほとんどの材料の表面改質ができることが明らかとなった.また,UHMWPE粉末にシリカやアルミナなどの微粉末を添加する(ハイブリッド化)ことにより,さらに目的とした特性を付与することができた.
市販の歯科材料にUHMWPE粉末(無機フィラーの複合体も含む)を添加することにより,臨床で必要とする性質を現場で付与することができるようになったことは,患者のQOLが向上し,歯科医療において有意義である.歯科材料ではバルクの性質だけでなく,表面の性質も極めて重要であるが,コーティングやハイブリッド化したUHMWPE粉末を使用することによりバルクと表面の性質が成形時および成形後に変えることが可能になったことは意義があり,重要性も高い.

Current Status of Research Progress
Reason

24年度が最終年度であるため、記入しない。

Strategy for Future Research Activity

24年度が最終年度であるため、記入しない。

  • Research Products

    (2 results)

All 2012

All Presentation (2 results)

  • [Presentation] 歯科材料へのコーティングによる抗菌性発現2012

    • Author(s)
      寺岡文雄
    • Organizer
      日本歯科技工学会
    • Place of Presentation
      岡山市・岡山コンベンションセンター
    • Year and Date
      20120914-20120915
  • [Presentation] ナノ・マクロフィラー添加による歯科材料の特性制御2012

    • Author(s)
      寺岡文雄
    • Organizer
      日本歯科技工学会
    • Place of Presentation
      岡山市・岡山コンベンションセンター
    • Year and Date
      20120914-20120915

URL: 

Published: 2014-07-24  

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