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2012 Fiscal Year Annual Research Report

一般開業医の症例に基づく欠損拡大の関連因子の調査ならびに臨床データベースの構築

Research Project

Project/Area Number 22592149
Research InstitutionOsaka University

Principal Investigator

藤原 啓  大阪大学, 歯学研究科(研究院), 招聘教員 (30570296)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 池邉 一典  大阪大学, 歯学部附属病院, 講師 (70273696)
松田 謙一  大阪大学, 歯学研究科(研究院), 助教 (80448109)
Project Period (FY) 2010-04-01 – 2013-03-31
Keywords補綴歯科 / 欠損拡大 / データベース
Research Abstract

補綴処置ののち残存組織の健康を維持することは極めて重要である。しかし、実際の臨床では、補綴装置の支台歯が失われ、歯の欠損が拡大することも多い。では、なぜ欠損が拡大していくのか?この疑問を解決するためには、まず欠損がどういった要因で拡大していくかを実際の症例を基に調べる必要がある。そこで本研究は、一般開業医を対象に欠損補綴治療が終了した症例の残存歯の生存について臨床データを収集・蓄積し、データベースならびにインターフェイスを開発すること、また欠損拡大に関連する因子について検討することを目的とした。本年度は協力の得られた各医院に対して、追加調査を依頼し、より詳細なデータを収集し、欠損データをできるだけ含まないように再調査を行い、約1000本の義歯の支台歯についての予後について最終的な検討を行った。
その結果、カプランマイヤーの生存曲線を用いた検討により、直接支台歯は間接支台歯や非支台歯に比べ生存率が悪くなること、歯周メインテナンスに来院されている群とされていない群では生存曲線に大きな違いが生じること、歯冠歯根比が1.5以上の群は生存率が大きく低下すること、また直接支台装置の種類は支台歯の予後にさほど関連が見られないことなどが明らかになった。この結果は、歯周メインテナンスに来院しないことが、支台歯の予後に大きく関連しているといえるため,メインテナンスの重要性を示す重要な根拠を明らかにしたといえる。
また、Coxの比例ハザードモデルの構築した後、スクリプトを用いて、シュミレーションプログラムの製作を行った。同スクリプトにより、患者や支台歯の情報を入力することにより、その支台歯の任意の年数の生存率を予測できることが可能となった。この結果により、「この歯は何年もつか?」という患者の問いに一つのエビデンスを持って回答することが可能となったと考えられる。

Current Status of Research Progress
Reason

24年度が最終年度であるため、記入しない。

Strategy for Future Research Activity

24年度が最終年度であるため、記入しない。

  • Research Products

    (2 results)

All 2013 2012

All Presentation (2 results)

  • [Presentation] Multifactorial Risk Assessment for Survival of Abutments of RPDs2013

    • Author(s)
      多田紗弥夏
    • Organizer
      91st General Session & Exhibition of the IADR
    • Place of Presentation
      アメリカ・シアトル
    • Year and Date
      20130320-20130323
  • [Presentation] 部分床義歯の支台歯喪失に関連する危険因子についての比例ハザード分析2012

    • Author(s)
      多田紗弥夏
    • Organizer
      平成24年度日本補綴歯科学会第121回学術大会
    • Place of Presentation
      横浜
    • Year and Date
      20120526-20120527

URL: 

Published: 2014-07-24  

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