2012 Fiscal Year Annual Research Report
難易度に応じた義歯治療時間予測のためのバーチャルタイムスタディの確立
Project/Area Number |
22592160
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Research Institution | Showa University |
Principal Investigator |
七田 俊晴 昭和大学, 歯学部, 講師 (70307057)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山口 麻子 昭和大学, 歯学部, 助教 (20407555)
下平 修 昭和大学, 歯学部, 講師 (30235684)
佐藤 裕二 昭和大学, 歯学部, 教授 (70187251)
北川 昇 昭和大学, 歯学部, 准教授 (80177831)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 意識調査 / 無歯顎 / タイムスタディ / 熟練度 / 専門医 |
Research Abstract |
歯科治療に要する時間を明らかにすることは,医療経済において重要である.歯科治療時間の予測ができれば,難症例は専門医に依頼するなどの適切な対処が可能となり,医療の質や効率性は大いに高まるものと思われる. (社)日本補綴歯科学会では,補綴歯科治療の治療対象となる疾病,障害の病態を評価するために症型分類を策定してきた.この症型分類は,補綴歯科治療を行う際の症例の難易度を評価するには都合がよいが,実際にどれだけ治療時間が掛かるかを予測するのは難しい.歯科治療に要する時間については,今までもいわゆるタイムスタディとして行われてきた。しかし,補綴治療に関する報告は比較的少ない. 実際の症例の診療時の資料から,治療に必要な時間を回答する,「バーチャルタイムスタディ」の手法を確立し,難易度に応じた義歯治療時間の予測を可能にする.診療の初期に患者の口腔内を検査することによって,治療時間を予測できる.またこの研究で得られた治療時間についてのデータは本研究において必須のものである.そこで,実際の症例の診療時の資料から,治療に必要な時間を回答する,いわゆる「バーチャルタイムスタディ」を企画した。ここでは,実際に必要であった治療時間と比較することで,妥当性の検証も可能になる.本研究の意義は,「難症例は専門医に依頼する」などの適切な対処を可能とし,医療の質や効率性を大いに高め,それによって診療報酬などの保険導入や点数配分の指標を作れることであり,またそれが行えることを確信した. 成果としては日補綴会誌において,「総義歯治療期間に関する歯科医師の意識と実際 」という原著論文を投稿し,難易度に応じた義歯治療時間の「バーチャルタイムスタディ」の開発はほぼ終了した.
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(2 results)