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2010 Fiscal Year Annual Research Report

ガム咀嚼はストレスを緩和する

Research Project

Project/Area Number 22592162
Research InstitutionTokyo Dental College

Principal Investigator

石上 恵一  東京歯科大学, 歯学部, 教授 (70176171)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 武田 友孝  東京歯科大学, 歯学部, 准教授 (20236475)
中島 一憲  東京歯科大学, 歯学部, 講師 (80317916)
黒川 勝英  東京歯科大学, 歯学部, レジデント (40453766)
酒谷 薫  日本大学, 歯学部, 教授 (90244350)
Keywordsガム咀嚼 / ストレス / 脳神経 / 近赤外線マッピング法(NIRS)
Research Abstract

複雑な情報化社会の進展により増加するストレスは、多くの問題を引き起こし、その原因の解析とストレッサーへの対応は、身体の健康を維持する上で重要である。ストレッサーの除去、軽減に対して噛みしめや、咀嚼が重要な役割を果たすことはこれまで多くの研究により解明されつつある。その中でも、ガム咀嚼はその有用性および簡便性から多くの支持を受けている。しかし、その神経生理学的なメカニズムに関しては、不明な点が多い。そこで、ガム咀嚼のストレス軽減に対する効果をストレスの認知、制御に中心的な役割を示す前頭前野の脳活動を含め、多方面検討することを目的とし本研究を行っている。
被験者は、各年度、研究について同意の得られた健康成人とし、測定は、ストレス課題としての計算および寒冷刺激単独、ストレス課題とストレス緩和を目的としたガム咀嚼を同時に行う、計4つのタスクを、前後の安静とともに行った。
評価項目は、まず前頭部の脳活動状態の評価を近赤外線イメージング装置OMM-2001 NIRStation(島津製作所)を用いて,被験者各々について課題遂行に対する前頭葉相当部の脳活動状態の評価を行った。自律神経系機能の指標には心拍間変異度を用い,ハートレーターSA-3000P(東京医研)にて自律神経の活動度や交感神経・副交感神経の均衡状態等を心拍間の微細な変異から検知し,分析した。免疫系の指標には唾液のコルチゾール濃度を用いた。心理的指標については日本版STAIの状態不安尺度による評価を行い,感情評価を10段階のVAS値を用いて評価した。
その結果、ガム咀嚼はストレス軽減に対する効果が高いことを確認しつつある。また、この結果を論文にまとめ英文誌に投稿予定である。

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Published: 2012-07-19   Modified: 2014-10-28  

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