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2011 Fiscal Year Annual Research Report

再生組織/細胞製品出荷前の非侵襲・リアルタイム検査による品質管理システムの開発

Research Project

Project/Area Number 22592180
Research InstitutionNiigata University

Principal Investigator

飯田 明彦  新潟大学, 医歯学系, 非常勤講師 (30262447)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 泉 健次  新潟大学, 医歯学系, 准教授 (80242436)
芳澤 享子  新潟大学, 医歯学系, 助教 (60303137)
Keywords再生医療 / 非侵襲検査 / リアルタイム検査 / 品質管理
Research Abstract

本学医歯学総合病院の特色である再生医療プロジェクトの一つに、「培養複合口腔粘膜」移植がある。患者に移植した「製品」である培養複合口腔粘膜の性質は、手術直前に一部「製品」を切除、ホルマリン固定し、HE染色により評価している。この検査方法では移植前のリアルタイム検査が不可能であり、「製品」にもキズがつく。実際、HE染色による評価では同一患者の細胞で全く同様に作製した「製品」でも、組織学的に必ずしも同一のものではないことが明らかになっているが、この方法では移植前に「製品」の性能が把握できない。現在のところ、患者移植前の「製品」のスクリーニングとしては、微生物コンタミネーションの確認および培養液中のグルコース濃度の測定を行い、グルコース消費量の少ない「製品」は、移植に用いない。しかし、単一の検査法だけでは「製品」のモニタリングとして十分とはいえない。本研究の目的は、グルコース消費量に加え、移植前に、「製品」をキズつけず、かつリアルタイムに測定可能な検査法を確立し、"出荷基準"を策定することである。
本年度は昨年度に続き意図的に43℃で24時間インキュベートし、できの悪い培養粘膜を作製した。この条件で作製した培養粘膜を組織学的に観察すると、重層扁平上皮の形成は確認されたものの、上皮全体が下層のスキャホールドと完全に分離していたものが多かった。この培養粘膜について、従来のグルコース濃度測定に加え、Raman分光光度計干渉装置(spectroscopy)、VEGFおよびLDHレベルの測定を行つている。また、対照として39℃で24時間および41℃で24時間インキュベートした培養粘膜についてもすべての検査を開始し、症例数を蓄積している。

URL: 

Published: 2013-06-26  

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