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2010 Fiscal Year Annual Research Report

臍帯由来間葉系細胞を用いた組織工学的歯周組織再生材料の開発と臨床研究への橋渡し

Research Project

Project/Area Number 22592200
Research InstitutionTsurumi University

Principal Investigator

金指 幹元  鶴見大学, 歯学部, 助教 (80339811)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 片桐 岳信  埼玉医科大学, 医学部, 教授 (80245802)
Keywords移植・再生医療 / 再生医学 / 細胞・組織 / 生理活性 / 歯学 / 歯周組織再生材料 / 臍帯由来間葉系細胞 / BMP-2
Research Abstract

鶴見大学歯学部倫理審査委員会の審査と承認のもと、連携医療機関で書面にて同意の得られた被験者より臍帯の提供を受け研究を行った。本研究の目的はヒト臍帯動・静脈周囲に存在する未分化間葉系細胞を用いた次世代の組織工学的歯周組織再生材料を開発するための基礎データを得ることである。
効率的に組織を再生させるには、再生部位での血管新生・構築が必須である。一般的に血管新生は内皮細胞とPericyteによって構築されている細小血管から、pericyteが離脱することで開始される。そこで我々はこのpericytに注目し、臍帯からより多くのpericyte集団を得るため、以下に示す3つの方法で細胞を分離した。1)Sarugaser、金指らの方法に従い、まずはじめに得られた臍帯を5~6cmに細切し、外膜を取り除いた。続いてWharton's jelly層より臍帯動脈および静脈を摘出しCollagenase Type Iを用いて37℃で18~24時間酵素消化し細胞成分を分離する方法(以下normal explant)。2)1)のコラゲナーゼ処理後の臍帯動・静脈をそのままカルチャーフラスコに静置し、outgrowthした細胞を得る方法(以下vessel explant)。3)臍帯を外膜など取り除くことなく細切し、Collagenase Type Iを用いて37℃で18~24時間酵素消化し細胞成分を分離する方法(以下full explant)。初代細胞は15%FBS含有α-MEM中に懸濁し、T-75フラスコに播種し37℃、5%CO_2条件下で培養を開始した。3~4継代細胞についてpericyteのマーカーといわれるCD146、さらに間葉系細胞のマーカーといわれる、CD44、CD90、CD105、CD271、STRO-1、血球系マーカーであるCD34、CD45について、FITCあるいはPE標識モノクローナル抗体を用いたシングルカラー染色を行い、FCMにて各抗体の発現解析を行った。CD146はvessel explantにおいて他の2つの方法より多く発現していた。3群ともにCD44、CD90、CD105陽性、CD34、CD45、CD271、STRO-1は陰性であった。
現在vessel explantより得られた細胞にBMP-2を作用させ、その効果を分子生物学的に解析中である。

  • Research Products

    (1 results)

All 2010

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] ヒト臍帯および羊膜由来細胞の造血支持能の比較2010

    • Author(s)
      須藤和寛、高森靖、菅野恵、金指幹元、中村幸夫
    • Organizer
      BMB2010(第33回日本分子生物学会年会 第83回日本生化学会大会 合同大会)
    • Place of Presentation
      神戸ポートアイランド
    • Year and Date
      2010-12-08

URL: 

Published: 2012-07-19  

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