2012 Fiscal Year Annual Research Report
骨再生機序解明へのアプローチ -高気圧酸素負荷環境が骨代謝に与える影響-
Project/Area Number |
22592218
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
佐々木 匡理 九州大学, 大学病院, 助教 (30346803)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高橋 富美 九州大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (50274436)
梶岡 俊一 九州大学, 医学(系)研究科(研究院), 特任准教授 (90274472)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 高気圧酸素負荷 / 骨再生 |
Research Abstract |
昨年度までは高気圧酸素環境1.4気圧で解析を行ってきたが、実際の臨床における高気圧酸素環境は2.0気圧以上であるため、今回はHBO群(高気圧酸素環境2.0気圧)、HBA群(高気圧環境2.0気圧)および HCO群(高濃度酸素環境)の骨再生への影響について解析を行った。 マウス大腿骨にφ1 mm の人為的骨欠損を作製し,骨再生能について micro-CT による各群のマウスの平均 %BV/TV(bone volume / tissue volume)を比較することで評価した。 HBO群はコントロール群と比較し術後 7 日目までは低く、術後 8 日目以降は常に高い傾向を示した。 HBA 群ではコントロール群と比較し常に抑制傾向を示した。 HCO群の術後 4 日目からコントロール群と比較して高く、13 日目までは高い傾向を示すが、 14 日目以降から抑制傾向を示した。それぞれの平均 % BV/TV は、HBO群の 4、7、14 日目でそれぞれ14.8%、22.2%、 71.5%、 HBA群の 4、7、14 日目でそれぞれ 16.4%、 17.8%、 53.2%、 HCO群の 4、7、14 日目でそれぞれ 18.9%、32.9%、59.0%、コントロール群の 4、7、14 日目でそれぞれ 16.3%、24.6%、63.5% であり,1.4気圧での解析結果と同様の結果が得られた。 以上の結果より、高濃度酸素環境が骨再生初期には新生骨形成を促進し、高気圧環境(1.4気圧、2.0気圧)が新生骨形成を抑制する相反した作用を示しており、高気圧酸素環境(1.4気圧、2.0気圧)はこの二つの影響を反映しながら骨再生に複雑に作用すると考えられた。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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