2011 Fiscal Year Annual Research Report
ステロイド誘発性ならびにビスフォスフォネート誘発性顎骨壊死の病態解析と予防の研究
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22592219
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
窪田 泰孝 九州大学, 大学病院, 講師 (60205151)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
梶岡 俊一 九州大学, 医学研究院, 特任講師 (90274472)
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Keywords | ステロイド / ビスフォスフォネート / 顎骨壊死 |
Research Abstract |
ビスフォスフォネートは骨粗鬆症、多発性骨髄腫、悪性腫瘍の骨転移などの治療に広く用いられているが、副作用としてビスフォスフォネート誘発性顎骨壊死がある。ステロイド自体も骨壊死を誘発し、ビスフォスフォネート誘発性顎骨壊死の増悪因子の一つに挙げられている。しかし、ステロイド誘発性骨壊死の治療にはビスフォスフォネートやスタチンが使用されており、これら薬剤の相互作用は非常に複雑である。そこで、ステロイドならびにビスフォスフォネートによって誘発される顎骨壊死の病態を解明することを第一の目的として研究を行っている。ステロイドならびにビスフォスフォネートの歯肉角化細胞ならびに骨芽細胞に対する直接的影響を解析するため、歯肉角化細胞ならびに骨芽細胞の作成を試みた。歯肉角化細胞は安定した継代培養が困難であるため、SV40とc-fos遺伝子の導入によって不死化させた。その結果、本細胞は安定した継代培養が可能であった。また、脂肪由来幹細胞を採取し、さらにCD105陽性細胞を磁気カラムを用いて選択的に採取し、骨芽細胞の分化誘導の可能性について検討した。その結果、分離作成したCD105陽性幹細胞は時間依存性に増殖し、一定条件下では骨芽細胞へ分化誘導させるこが可能であることが明らかになった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
歯肉角化細胞ならびに骨芽細胞の作成はほぼ完了しているため。
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Strategy for Future Research Activity |
今年度は最終年度であるが、樹立した細胞に対するビスフォスフォネート製剤の影響の検討を行う予定である。これによって、当初設定した研究目的は達成できる。
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Research Products
(4 results)