2013 Fiscal Year Annual Research Report
口腔癌治療における口腔内細菌叢の解析と周術期管理への応用
Project/Area Number |
22592221
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
大部 一成 九州大学, 大学病院, 講師 (80243955)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
川野 真太郎 九州大学, 大学病院, 講師 (00398067)
竹下 徹 九州大学, 歯学研究科(研究院), 准教授 (50546471)
中村 誠司 九州大学, 歯学研究科(研究院), 教授 (60189040)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2014-03-31
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Keywords | 口腔癌 / 口腔細菌叢 / 唾液 / T-RFLP法 / 放射線治療 / 化学放射線療法 / 口腔粘膜炎 |
Research Abstract |
本年度は口腔癌患者より採取した口腔細菌叢検体についてIon PGM(Life Technologies社)を用いた16S rRNA遺伝子のの塩基配列解析により細菌構成の変動について検討を行った。 口腔がん治療を行った13名の周術期4点(治療開始前(A期)、放射線化学療法治療中(B期)、手術直前(C期)、術後経口摂取開始後(D期))の検体についてIon318 chipを用いて解析を行ったところ、644,628リードの16S rRNA遺伝子塩基配列が得られた。各検体から検出されるOTU(菌種)数は治療開始前(A期)から手術直前(C期)について有意な変動は認められなかった。細菌構成類似度指標UniFracを用いた解析からは各検体から検出される細菌種の構成変動が被験者間の細菌構成の違いに比べ小さなものであることが示唆された。各菌属の構成比率はStreptococcusが24.7±14.4%と最も優勢であり、続いてNeisseria、Prevotella、Porphyromonas、Rothia、Veillonella、Gemellaといった菌属が高比率検出された。 治療開始前(A期)から手術直前(C期)にかけてNeisseria属、Rothia属の構成比率に増加する傾向は認められたものの統計的に有意な変動をしめす菌属は認められなかった。 本研究期間内の結果からは、口腔がん周術期における細菌構成について特徴的な変動を示すことはできず、化学放射線治療および手術における口腔細菌叢に対する影響は患者個々によって異なることが示唆された。
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Current Status of Research Progress |
Reason
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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