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2012 Fiscal Year Annual Research Report

角化嚢胞性歯原性腫瘍におけるカルシウム感受性受容体の解析と新規治療への応用

Research Project

Project/Area Number 22592222
Research InstitutionKyushu University

Principal Investigator

蔵原 慎一  九州大学, 歯学研究科(研究院), 助教 (20304818)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 窪田 泰孝  九州大学, 大学病院, 講師 (60205151)
梶岡 俊一  九州大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (90274472)
Project Period (FY) 2010-04-01 – 2013-03-31
Keywords角化嚢胞性歯原性腫瘍 / カルシウム感受性受容体 / 線維芽細胞 / BMP-2 / 情報伝達機構
Research Abstract

角化嚢胞性歯原性腫瘍は病変周囲の骨を吸収破壊しながら発育するが、過去の研究結果とにて、角化嚢胞性歯原性腫瘍から分離された線維芽細胞はカルシウム感受性受容体(CaSR)を発現していることを明らかにした。本研究では、角化嚢胞性歯原性腫瘍由来線維芽細胞でのBMP-2発現に対する細胞外カルシウムの影響を検討した。
その結果、細胞外カルシウムならびにカルシウム感受性受容体アゴニストであるネオマイシンはBMP-2 mRNA とその蛋白の発現を濃度依存性に増大させた。 一方、CaSR 遺伝子に対するsiRNAの導入によって角化嚢胞性歯原性腫瘍由来線維芽細胞でのCaSR mRNA 発現と細胞表面におけるカルシウム感受性受容体の発現はともに抑制され、細胞外カルシウム刺激によるBMP-2 mRNA とその蛋白の発現も抑制された。また、PLC阻害剤であるU-73122とPKC阻害剤であるstaurosporin はともにカルシウム刺激によるBMP-2 mRNA発現を抑制した。しかしながら、 PKA阻害剤であるKT5720 はカルシウム刺激によるBMP-2 mRNA発現に影響を及ぼさなかった。角化嚢胞性歯原性腫瘍由来線維芽細胞においてカルシウム刺激はp38 MAPK、ERK1/2、JNKのリン酸化を増強させ、また、p65 の核内移行を増大させた。さらに、SB203580、PD98059、SP600125、PDTCは カルシウム刺激によるBMP-2 mRNA発現を抑制した。
以上より、角化嚢胞性歯原性腫瘍由来線維芽細胞では細胞外カルシウム刺激はp38、ERK1/2、JNK シグナルならびにNF-κBカスケードを介してBMP-2発現を増強すると示唆された。

Current Status of Research Progress
Reason

24年度が最終年度であるため、記入しない。

Strategy for Future Research Activity

24年度が最終年度であるため、記入しない。

URL: 

Published: 2014-07-24  

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