2011 Fiscal Year Annual Research Report
口蓋裂術後の口蓋化構音病態解明に関する空気力学的研究
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22592226
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Research Institution | Kagoshima University |
Principal Investigator |
緒方 祐子 鹿児島大学, 大学院・医歯学総合研究科, 助教 (50549912)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中村 典史 鹿児島大学, 大学院・医歯学総合研究科, 教授 (60217875)
平原 成浩 鹿児島大学, 医学部・歯学部附属病院, 講師 (70218808)
笹栗 正明 九州大学, 大学病院, 准教授 (00225898)
鈴木 陽 九州大学, 大学病院, 講師 (20037542)
松永 和秀 鹿児島大学, 医学部・歯学部附属病院, 助教 (80368323)
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Keywords | 口蓋裂 / 言語障害 / 口蓋化構音 / 鼻咽腔閉鎖機能 / 言語療法 |
Research Abstract |
平成23年度は、昨年度からの継続でデータを収集し、学会発表を4件行った。 研究1口蓋化構音患者の鼻咽腔閉鎖機能獲得までのNasometer検査の分析 口蓋化構音を呈する患者のテープを収集し、九州大学大学院人文学院附属言語運用総合センターおよびNPO法人ことりの研究協力者とともに録音媒体の聴覚判定を行った。その結果に基づき、口蓋化構音の音声記号への転記を行い、構音障害の細分類を試み、nasometer検査の結果とともに口蓋裂学会および九州大学大学院人文科学研究院附属言語運用総合研究センター社会連携ワークショップで発表した。現在、論文としてまとめ、近々、投稿予定である。 研究2口蓋化構音患者のX線ビデオによる咽頭運動の解析 研究分担者の九州大学顎口腔外科の協力を得て、X線ビデオによる口蓋化構音患者の鼻咽腔閉鎖運動様式と口蓋化構音との関連を検討し、その結果を日本口蓋裂学会と日本音声言語医学会で発表した。現在、論文としてまとめ、近々、投稿予定である。 研究3口蓋裂患者のトランスデユーサーによる口腔内圧の分布と鼻咽腔閉鎖機能運動の関係 口蓋化構音患者の構音時の口腔内圧を測定するため、データを収集した。今後も引き続き、データを蓄積し.まとめていく予定である。 研究1および研究2まで、データ収集、学会発表と論文執筆と順調に進んでいる。研究3もデータを集積し、まとまり次第、学会発表、誌上発表を行う予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
現在、23年度に発表した研究を投稿準備中である。
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Strategy for Future Research Activity |
研究課題3つのうち、二つに関しては、論文としてまとめている。最後の課題(口腔内圧と構音の関連)に関して、実験を継続する予定で、まとまり次第、学会発表、誌上発表を行う予定である。
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Research Products
(4 results)