2012 Fiscal Year Annual Research Report
歯周病原菌の複数菌感染による宿主細胞侵入機構の解析と新規制御法の検討
Project/Area Number |
22592317
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Research Institution | Tokyo Dental College |
Principal Investigator |
齋藤 淳 東京歯科大学, 歯学部, 教授 (60266559)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
石原 和幸 東京歯科大学, 歯学部, 教授 (00212910)
国分 栄仁 東京歯科大学, 歯学部, 助教 (70453785)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 細胞侵入 / 歯周病原細菌 / 歯肉上皮細胞 / Porphyromonas gingivalis / Fusobacterium nucleatum / 歯周炎 / 歯周病 |
Research Abstract |
これまで我々は歯周局所のバイオフィルム形成において重要な役割を担っているFusobacterium nucleatumの存在下で,Porphyromonas gingivalisのヒト歯肉上皮細胞およびヒト大動脈内皮細胞への侵入が促進されることを明らかにしてきた。今年度は,様々な細菌の宿主細胞侵入に関わることが知られているmembrane microdomainであるLipid raftについて,その関わりを検討した。 共焦点レーザー顕微鏡(CSLM)による観察では,P. gingivalisとF. nucleatumとを感染させた歯肉上皮細胞において,これらの菌体とLipid raftマーカーであるGM1との共局在が観察された。上皮細胞表層のコレステロールをMβCDで処理してこれらの菌を感染させ,侵入についてantibiotic protection assayで検討したところ,P. gingivalisおよびF. nucleatumの侵入は,非処理のコントロール群に比べて約1/3に低下した。この結果から,F. nucleatumによるP. gingivalisの進入促進には,lipid raftが関与していることが明らかとなった。 以上の知見は、歯周病原細菌による宿主細胞への侵入の機序と意義を解明するうえで一助になると思われる。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(2 results)