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2010 Fiscal Year Annual Research Report

不正咬合とストレスおよび自律神経バランスの関係

Research Project

Project/Area Number 22592331
Research InstitutionOkayama University

Principal Investigator

竹内 倫子  岡山大学, 病院, 医員 (50403473)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 江國 大輔  岡山大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 助教 (70346443)
友藤 孝明  岡山大学, 岡山大学病院, 講師 (80335629)
森田 学  岡山大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 教授 (40157904)
村上 隆  岡山大学, 岡山大学病院, 助教 (00534786)
Keywords不正咬合 / 自律神経バランス / 咀嚼能力 / ストレス
Research Abstract

本研究の目的は、不正咬合の影響が心理的ストレスのみならず自律神経バランスの異常にまで至るのか否かを明らかにすることである。
平成22年4月から岡山大学病院の受診患者のうち、同意を得られたものを対象として,以下のデータを採取した。
1.口腔内診査
現在菌数,修復状態を診査した。
2.咬合能力(咬合力、咬合接触面積、咬合圧)
咬合力測定フィルム(デンタルプレスケール,株式会社ジーシー、東京)を用いて解析した。
3.咀嚼能力咀嚼試料には,色変わりガム(XYLITOL[○!R]咀嚼力判定ガム:ロッテ社製)を使用した。普段通りに2分間咀嚼してもらい、咀嚼終了後にデジタルカメラで撮影し、Photoshop(Adobe)でL*a*b*表色系のうち「赤み」を示すa*値を計測した。また咀嚼終了時のガム重量を測定し、減少した重量(溶出糖量)を計測した。
4.自律神経バランス
自律神経バランス分析機能搭載の加速度脈波測定装置(Tas9、株式会社YKC、東京)を用いて測定した。
5.心理ストレステスト
STAIおよびOIDPを用いた。
研究への参加に同意を得られた65名(男性19名,女性46名,平均年齢66.1±9.9歳)を分析した。a*値と相関がみられたのは咬合力、咬合接触面積、臼歯部の上下顎ペア数、ガムの重量変化であった。心理ストレスの指標とは相関がみられなかった。a*値の中央値33,6を境に2群に分け、高い方を高咀嚼能力群、低い方を低咀嚼能力群とした。その場合、2群間に差がみられたのは現在歯数、咬合力、ガムの重量変化、自律神経バランス指標のうちのLn(LF/HF)、LF(n.u.)、HF(n.u.)であった。心理ストレスの指標においては2群間に差はみられなかった。咀嚼能力と自律神経バランスとには弱いながらも関連がみられた。

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Published: 2012-07-19  

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