2012 Fiscal Year Annual Research Report
3次元超音波エコー装置を用いた摂食・嚥下器官の評価方法の開発
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22592344
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Research Institution | Showa University |
Principal Investigator |
弘中 祥司 昭和大学, 歯学部, 准教授 (20333619)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
向井 美惠 昭和大学, 歯学部, 教授 (50110721)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 嚥下機能 / 摂食機能 / 指示嚥下 / 自由嚥下 / 3Dエコー / 超音波 / 圧センサー / リハビリテーション |
Research Abstract |
【目的】一般に摂食・嚥下リハビリテーションでは,指示嚥下が多く用いられるが,指示嚥下と自由嚥下の舌機能を比較検討した研究は少ない。本研究では,舌の機能訓練を行う際の客観的な指標を得ることを目的として,自由嚥下時及び指示嚥下時の舌圧地図と3次元超音波矢状断面像より得られた舌運動とを同一画面上で同期させることにより,嚥下口腔期の舌運動動態について解析を行った。 【対象と方法】対象は、顎口腔系の機能に異常の認められない若年成人男性8名(平均年齢22.62±2.82歳)である。個人別に口蓋床を2個作製し,センサを埋入していない口蓋床を1週間装着してもらい順化を行った。規定の7か所 1)に圧センサを埋入した口蓋床を装着した状態で,指示嚥下と自由嚥下の条件下で3mlの水を嚥下する際の舌圧を測定すると同時に舌のUS矢状断面像を描出し,舌圧波形と3DUS描出像をPC画面上で同期させて録画した。 【結果】舌骨挙上は舌圧の第2ピーク時に最高点に到達することが自由嚥下と指示嚥下ともに観察された。正中前方部は正中後方部と比べて自由嚥下,指示嚥下ともに陽圧開始時間が有意に早く,自由嚥下で舌圧積分値が有意に大きかった。最大舌圧到達時間,舌口蓋接触総時間は指示嚥下の方が自由嚥下に比べ有意に短かった。最大舌圧は指示嚥下と自由嚥下で有意差を認めなかったが,舌圧積分値では指示嚥下の方が自由嚥下に比べて有意に小さかった。 【考察】陽圧開始時間において正中前方部と後方部との間に有意差がみられた結果は3mlの水を使用した先行研究と一致した。最大舌圧到達時間,舌口蓋接触総時間はいずれも指示嚥下の方が有意に短く,舌圧積分値においては指示嚥下の方が有意に小さく,舌骨上筋群筋活動と舌圧との間に高い相関があることを考慮すると,自由嚥下に比べて指示嚥下の方が舌運動を効率化して嚥下動作を行うことが可能であると推察された。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(2 results)