2010 Fiscal Year Annual Research Report
臨地実習指導者のキャリアアップに向けた看護継続教育支援システムの開発
Project/Area Number |
22592362
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Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
中山 登志子 千葉大学, 大学院・看護学研究科, 准教授 (60415560)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
舟島 なをみ 千葉大学, 大学院・看護学研究科, 教授 (00229098)
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Keywords | 臨地実習指導者 / キャリア開発 / 看護継続教育 / 教育ニード / 学習ニード |
Research Abstract |
平成22年度は、臨地実習指導者のキャリア開発に向けた看護継続教育支援システム開発に不可欠な2種類のアセスメントツール開発に向けて、その基盤となる実習指導者の「ロールモデル行動」および「学習ニード」の解明を目的とする研究を実施した。 1.臨地実習指導者を対象とした質問紙調査の実施 研究者らのネットワークを活用し、実習指導者講習会の責任者や病院の看護管理責任者に調査協力を依頼し、合計809部の質問紙を配布、390部を回収(回収率48.2%)した。 2.臨地実習指導者の「ロールモデル行動」および「学習ニード」の解明 (1)臨地実習指導者のロールモデル行動解明:自由回答式質問への191名の回答は498記録単位に分割でき、このうち340記録単位を分析対象とした。質的帰納的方法を用いて分析し、臨地実習指導者のロールモデル行動28種類を解明した。 (2)臨地実習指導者の学習ニード解明:自由回答式質問への333名の記述は1272記録単位に分割でき、このうち897記録単位を分析対象とした。質的帰納的方法を用いて分析し、臨地実習指導者の学習ニード22種類を解明した。 3.臨地実習指導者の「ロールモデル行動」および「学習ニード」の現実適合性・活用可能性の聞き取り 臨地実習指導者が就業する病院や関連施設を訪問し、解明した「ロールモデル行動」および「学習ニード」の現実適合性について検討するとともに、活用可能性や活用方法に関する示唆を得た。 平成23年度は、今年度の成果を看護学系学会において発表するとともに、これを基盤とした尺度の作成および尺度の信頼性・妥当性検証に向けて全国調査を実施する予定である。
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