2012 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
22592368
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Research Institution | University of Yamanashi |
Principal Investigator |
中村 美知子 山梨大学, 医学工学総合研究部, 教授 (80227941)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
長崎 ひとみ 山梨大学, 医学工学総合研究部, 助教 (00436966)
大日向 陽子 山梨大学, 医学工学総合研究部, 助教 (40570263)
西田 頼子 山梨大学, 医学工学総合研究部, 准教授 (50324215)
西山 佐知子 山梨大学, 医学工学総合研究部, 助教 (70568279)
古屋 洋子 山梨大学, 医学工学総合研究部, 講師 (80310514)
内田 一美 山梨大学, 医学工学総合研究部, 准教授 (80320365)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 看護技術 / 技 / 美 / 快 / 臨床看護師 / 看護学生 |
Research Abstract |
[研究目的]臨床看護師が実施する看護行為の技・美・快の特徴を,臨床経験10年以上群,5年未満群,看護学生群と比較して明らかにし,臨床経験を活かした質の高い看護技術教育について検討した。 [方法]1.対象者:看護学科1年生18名(模擬患者,以下模擬患者群),看護学科3-4年生12名(看護学生群),臨床経験5年未満看護師20名(以下,5年未満群),臨床経験10年以上看護師20名(以下,10年以上群),教員6名(以下,評価者群)。 2.調査内容:看護技術の要素を【技】【美】【快】とする。(1)技:立ち振る舞い,言葉,手順,巧み,5項目。(2)美:みごと,きれい,心身に良い,無駄がない,すばらしい,5項目。(3)快:心地よい,違和感がない,楽である,苦痛がない,柔軟である,5項目。計15項目。各項目の評価基準は,「全くそうでない」~「全くそうだ」1点~6点の6段階評価で,点数が高いほど評価が高い。3.調査方法:移動(ベッドから車いすへの移乗),ベッドメーキング(患者が車いす移乗後横シーツ交換・清掃),洗面(患者がベッド移動後,歯磨き・顔の清拭・整髪・手浴),寝衣交換(臥床患者寝衣交換)の4場面である。模擬患者群と評価者群は,1場面終了毎に評価票(技・美・快調査項目記載)に無記名で評価を実施した。 [結果]模擬患者群評価は,4場面の【美】きれいであるが,10年以上群(5.1±0.9),5年未満群(4.7±0.8),学生群(4.0±1.1)の順で有意に高値であった。評価者群評価は,4場面の【技】【美】【快】全項目が10年以上群(4.9≦Mean≦5.3),5年未満群(4.0≦Mean≦4.7),学生群(2.4≦Mean≦3.5)の順で有意に高値を示した(p<0.01)。本結果は,臨床経験10年以上看護師の看護技術教育(講義・演習・実習等)への参画,臨床教授制導入への基礎資料となると考える。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(3 results)