2012 Fiscal Year Annual Research Report
看護情報学領域における高度実践能力を有する看護職の継続教育システムの構築と評価
Project/Area Number |
22592404
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Research Institution | University of Hyogo |
Principal Investigator |
石垣 恭子 兵庫県立大学, 応用情報科学研究科, 教授 (20253619)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
東 ますみ 兵庫県立大学, 応用情報科学研究科, 教授 (50310743)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 看護情報学 / 情報科学 / 看護継続教育 |
Research Abstract |
22年度に考案した講義項目を中心にそれをさらに細分化して、日本看護協会認定看護管理者制度ファーストレベル研修会の講義項目を1.臨床における看護情報のシステム化、2.看護用語と標準化、3.中小企業へのシステム導入とラダー、4.看護記録の電子化と開示、5.看護情報倫理と個人情報保護法、6.地域医療情報システム等、16項目とし、実際の講義を行った。講義は座学形式で、レジュメ、スライドを主な教材とし、12時間(2日間)行った。その後、23年度のプレテストの結果を参考に調査票を確定し、受講した看護師の情報実践力の評価を行えるように受講前後で点数評価し比較をすることで、教育評価を実施した。 全国8カ所のファーストレベル研修会、受講者428名に対し、理解度を「全く理解できなかった」1点から「十分理解できた」5点までの5段階とし、リッカート尺度を用いて評価した。講義についての理解度は、「DPCについて理解できましたか」、「看護におけるプライバシー保護について理解できましたか」の2項目について、平均3.7点以上の得点であった。「看護情報専門看護師または、情報担当看護師の役割が理解できましたか」については3.19点と最も低い得点だった。また、評価平均点が3点を切る項目はなかった。さらに、高比良らの情報実践尺度の測定結果については、「興味を持った事柄については,きちんと情報を集める」の項目で変化があったとする人が最も多く、292名だった。最も人数が少なかったのは、「特に,患者さんや家族と話すときには,なるべく難しい言葉を使わないように気をつけている」で、88名だった。これらのデータを分析した結果、講義内容に関しては、大旨理解できたとする受講者が多かったが、座学による限界は否めず、実際のデータ解析や2次利用に関しては、演習を取り入れた研修も必要と考えられた。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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