2012 Fiscal Year Annual Research Report
汎用デモ機器を用いる看護授業「人体の構造と機能」の構築
Project/Area Number |
22592414
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Research Institution | Saitama Medical University |
Principal Investigator |
江連 和久 埼玉医科大学, 保健医療学部, 教授 (20132904)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 人体の構造と機能 / 解剖生理 / 看護教育 / デモ機器 |
Research Abstract |
本研究は看護学生に対する授業「人体の構造と機能」いわゆる解剖生理学を効果的に教授するシステム構築に関する研究である。生理機能の理解のため、シンプルではあるが本質をとらえたデモを授業に組み込むことにより、目に見える形で学習すること、つまり「百聞は一見に如かず」を目指す。 本年度は3年計画の3年目であり、必要な機器を組み合わせた実験セットを開発し、それを講義室のAVシステムに繋げ、さらに実際の授業の場で稼動するかどうかをテストすることを課題とした。 機器の中心として一昨年度導入したパワーラボシステム(AD Instruments)にその周辺機器として、ホルター心電計とホルター血圧計を購入しシステムに組み込んだ。 今年度で筋電図、心電図、脳波、神経伝導、心音、脈波、血圧、肺機能、体表面温度など、一般的生体現象を必要に応じ計測・記録できる汎用システムが構築できた。また、基本装置はワゴン1つに納まるコンパクトなシステムで教室に持ち運ぶ可搬化も実現した。 作動確認後、看護学生に対する「生体工学」および「看護研究セミナー」の授業でシステムを使用した。例えば患者をシーツごと移動させる作業を行い、その時に働く筋について筋電図の波形の定量的解析を成功裏にデモできた。また、今年度新たに導入したホルター心電計/血圧計は学生の日常生活時の心臓血管系の働きをモニターし、授業の場で解析・デモすることができることを確認した。 現在、インターフェースの改良余地はあるが目標としたシステムのハード面は完成し、今後授業からのフィードバックを得て実用的システムを構築していく。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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