2013 Fiscal Year Annual Research Report
乳がん患者の療養生活を支える外来看護相談支援モデルの開発
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22592437
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Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
阿部 恭子 千葉大学, 看護学研究科, 特任准教授 (00400820)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐藤 まゆみ 千葉県立保健医療大学, 健康科学部, 教授 (10251191)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2014-03-31
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Keywords | 乳がん / 外来看護 / 認定看護師 / 看護相談 / 相談支援プログラム / がん看護 / 相談外来 / 療養生活 |
Research Abstract |
全国的な外来看護相談の現状と課題を明らかにする目的で、乳がん看護認定看護師が所属する施設への質問紙調査を行った。対象は、2011年8月までに乳がん看護認定看護師(以下、CN)資格を取得したCNとした。分析は記述統計を行った。124施設の看護管理者に調査票を送付し、施設に在籍するCNのうち1人に渡すよう依頼した。回答は47人(回収率37.9%)から得られた。所属部署は、病棟が18人、外来が25人、その他が4人だった。看護相談の定期的実施(以下、定期的)は16人(34.0%)で、月毎の実施日数は、2~20日(中央値:4日)だった。看護相談の不定期実施(以下、不定期)は12人(25.5%)、実施日不明は3人(6.5%)、実施なしは16人(34.0%)で、回答者中31人(66.0%)が看護相談を実施していた。2012年の乳がん患者・家族への相談件数は、定期的が10~626件(中央値:209件)、不定期が60~720件(中央値:148.5件)だった。看護相談を実施していない理由は、複数回答で、時間がない8人、場所がない8人、必要性を示すデータを提示できない7人、必要性がない4人、実施準備中3人などであった。乳がん患者への看護相談は、本調査の回答者中66.0%が実施しているが、定期的な実施はそのうちの半数程度にとどまっており、相談体制の整備の必要性が示唆された。 平成23~24年度に、乳がん患者と看護師を対象に、外来看護相談における乳がん患者への支援の構成要素と相談支援のプロセスに関するデータの収集と分析を行った。その結果を踏まえて、「乳がん患者の療養を支援する外来看護相談支援モデル」を開発した。看護師は、看護師の知識(最新の乳がんの治療とケア)とスキル(潜在的・顕在的問題の把握、優先性の判断、患者・家族とのコミュニケーション、多職種との連携・調整)を中軸として、心理的支援、情報活用支援、意思決定支援、問題解決支援、セルフケア支援の5つの局面での支援を展開していることが示された。
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Current Status of Research Progress |
Reason
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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