2010 Fiscal Year Annual Research Report
糖尿病患者教育における臨床看護師のコーチングスキル尺度の開発
Project/Area Number |
22592449
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Research Institution | Ibaraki Christian University |
Principal Investigator |
直成 洋子 茨城キリスト教大学, 看護学部, 准教授 (70341998)
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Keywords | 患者教育 / 糖尿病 / コーチング / 臨床看護師 |
Research Abstract |
本研究の目的は、糖尿病患者教育における臨床看護師のコーチングスキルに関する実態を検討し、糖尿病患者教育推進に向けた臨床看護師の今後の課題を明らかにすることである。そのため、初年度の研究目標として、コーチングスキルに関する文献検討を行い、コーチングの概念の中でも重要な資質である傾聴スキルに焦点を当てて、先行研究を検討した。わが国では、三島(2004)他が「積極的傾聴態度スケール:Active Listening Attitude Scale」を開発し、積極的傾聴態度を促す目的でコーチング技法を活用したプログラムを作成していた。本研究においては、糖尿病患者の看護にあたる臨床看護師が教育的な関わりを行う上で、患者の話を「聴く」ことが重要であると考えた。そのため第一段階として、糖尿病患者の看護に携わる臨床看護師約200名に積極的傾聴態度スケールを用いて調査を行いその実態を検討した。次年度は研究成果を公表していくとともに、糖尿病療養指導士、認定看護師、専門看護師などの専門的な役割を果たすコーチングスキルの実態についても明らかにし検討していく予定である。
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