2011 Fiscal Year Annual Research Report
糖尿病患者教育における臨床看護師のコーチングスキル尺度の開発
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22592449
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Research Institution | Ibaraki Christian University |
Principal Investigator |
直成 洋子 茨城キリスト教大学, 看護学部, 准教授 (70341998)
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Keywords | 患者教育 / 糖尿病 / 臨床看護師 / コーチング / 積極的傾聴態度 |
Research Abstract |
平成23年度は糖尿病看護に携わる臨床看護師のコーチングスキルの実態を明らかにすることを目的とした。初年度(平成22年度)から実施している実態調査についての結果を分析した。 1.「慢性病看護に携わる看護師のコーチングスキルにおける積極的傾聴態度」に関する調査 糖尿病教育に関わる看護師の積極的傾聴態度の実態を把握するため、第1段階として慢性病看護に携わる同意の得られた慢性病看護に携わる看護師131名を対象に自記式質問紙調査を実施した。 調査対象者の背景および三島(2004)による積極的傾聴態度スケールを用いて留置法により行った。統計解析ソフトSPSS Ver.19.0 for Windowsを用い慢性病看護に携わる看護師の積極的傾聴態度の実態について明らかにした。その結果を最終年度である平成24年度に公表する予定である。 2.「総合病院に勤務する看護師のコーチングスキルにおける積極的傾聴態度」に関する調査. 1の調査に引き続き、糖尿病患者の入院が外科系病棟などにも及ぶため糖尿病看護に携わる看護師は広範囲の病棟に存在するといえる。そのため、対象の範囲を拡大し関東甲信越地区の総合病院に勤務する同意の得られた看護師244名を対象に自記式質問紙調査を実施した。調査内容は、対象者の背景および三島(2004)による積極的傾聴態度スケールを用いて留置法により行った。統計解析ソフトSPSS Ver.19.0 for Windowsを用い、積極的傾聴態度の実態および関連する要因を明らかにした。その結果を最終年度である平成24年度公表する予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
糖尿病看護に携わる看護師のコーチングスキルにおける積極的傾穂態度に関する実態は概ね把握することができた。しかし、コーチングスキルの他の要素については明らかになっていない。また、コーチングスキル尺度の開発までには至らなかった。
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Strategy for Future Research Activity |
最終年度で平成24年度は本研究の成果を公表していくとともに、対象者数を増やして、糖尿病患者教育に携わる看護師、糖尿病療養指導士、糖尿病認定看護師、慢性看護専門看護師などの専門的な役割を果たすコーチングスキルの実態についても明らかにし検討していく予定である。
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Research Products
(2 results)