2011 Fiscal Year Annual Research Report
クリティカルケア領域における特徴的な皮膚障害の発生要因およびケア内容の検証
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22592453
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Research Institution | Nara Medical University |
Principal Investigator |
石澤 美保子 奈良県立医科大学, 医学部, 教授 (10458078)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高見沢 恵美子 大阪府立大学, 看護学部, 教授 (00286907)
稲垣 美紀 梅花女子大学, 看護学部, 准教授 (60326288)
田中 結華 摂南大学, 看護学部, 教授 (80236645)
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Keywords | 皮膚障害 / クリティカルケア / 発生要因 |
Research Abstract |
1.研究目的:クリティカルケア領域における特徴的な皮膚障害の発生要因およびケア内容を明らかにし、皮膚障害の早期改善および予防のためのケアプログラム作成への基礎データを構築する。 2.本年度の研究実施計画 (目的)昨年度の研究で明らかにした皮膚・排泄ケア認定看護師からのクリティカルケア領域における皮膚障害の発生要因・ケア内容についての抽出結果を用いて、質問紙作成のための統合と項目分類を行い質問紙を完成させる。 (方法)抽出したデータのうち①クリティカルケア領域における皮膚障害の発生要因、②それらに対する発生後のケア、③発生させないための予防的ケア、④予防を妨げると考えられる要因、⑤クリティカルケア領域における皮膚障害に対する他の医療従事者への教育方法について、を予防的ケアと治療的ケアの大項目に分類する。次に質問の小項目の内容の検討(数、内容、量、回答時間等)を行う。作成した質問紙の妥当性を検証するためにパイロットスタディを実施する。 (結果)予防的ケア、治療的ケアを大項目とし、中項目は内的要因、外的要因、部位、予防方法、使用物品とし、さらに経済面として物品の費用管理、施設全体からみたクリティカルケア領域における皮膚障害に関する教育・管理体制について、医師との協力や情報提供についてとした。小項目は、中項目に沿った内容で抽出された因子を簡潔に文章化し選択式(複数回答可)として仮質問紙を作成した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
初年度の研究成果(半構成面接法で抽出した要因)から質問紙を作成・完成させ、平成23年度中に全国発送の予定であった。しかし、当初計画において皮膚・排泄ケア認定看護師へのパイロットスタディが看護師の退職により中断したため、代替者の確保等のために研究計画に遅延が生じた。
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Strategy for Future Research Activity |
次年度(24年度)に作成した質問紙のパイロットスタディを実施し、その結果から質問紙の修正を行い完成させる。その後全国の皮膚・排泄ケア認定看護師に郵送・回収後、記述および推測統計にて分析を行い、クリティカルケア領域における特徴的な皮膚障害の発生要因およびケア内容の検証を行っていく。
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