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2011 Fiscal Year Annual Research Report

多胎家庭への地域ネットワークを基盤とした当事者主体の包括的な育児支援方法の構築

Research Project

Project/Area Number 22592499
Research InstitutionGifu College of Nursing

Principal Investigator

服部 律子  岐阜県立看護大学, 看護学部, 教授 (70273505)

Keywords多胎 / ネットワーク / エンパワーメント / ピアサポート / 育児支援
Research Abstract

23年度は、計画に基づいて多胎育児支援のための指導媒体の作成とピアサポートの研修会を行った。
平成22年度の計画を引き継ぎ、昨年度のプログラム開発で提示した内容に基づき、ピアサポーター養成講座に開催に使用する教材を作成した。当事者にわかりやすい内容でA県での育児支援の情報を含めたものとする。また地域や医療施設の看護職への多胎に関する研修や情報提供の必要性は、これまでの研究代表者の研究により明らかになっているので、看護職への情報提供に用いる教材やマニュアルも作成する。
新たに作成した教材は、「ふたごの妊娠出産育児」という冊子と「岐阜県版ふたごの育児マニュアル」である。「ふたごの妊娠出産育児」は、以前作成した冊子の改訂版であり、A4版でイラストを用いてわかりやすい解説を心掛けた。また岐阜県版のふたごの育児マニュアルは22年度に実施したニーズ調査の結果を盛り込み、県内の育児支援情報を基にした内容で、両方を育児支援教室で用いることで利用者の便利を図ることをねらいとした。これらの教材は、23年度よりピアサポーター養成講座と多胎妊娠のための両親学級で使用し、当事者のエンパワーメントに役立てるとともに、行政や医療関係者への啓発活動にも利用した。23年度は、ピアサポート研修会を3回実施した。参加者は合計15名であり、利用者は自分の体験を思い出し自分自身の子育てを振り返る機会にもなったという感想が聞かれた。また共感的に聞くということを学び、相手のことを考えながらじっくりと話を聞いてあげるのは、人間としても成長しないといけないとおもったなど多くの学びがあげられた。
ピアサポーターの養成では、今回初めて参加した継続的に当事者を支援していくことの必要性が明らかになった。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

23年度は、ピアサポーター養成講座と育児教室を実施する予定であったが、行政との説明会や日程調整が予定通りではなく次年度に持ち越された。
また当事者の調査についても、聞き取り調査について研究代表者との日程調整の関係で次年度に持ち越された。

Strategy for Future Research Activity

今年度計画としては、育児支援のためのニーズ調査を実施し、妊娠中から4歳までの育児支援ニーズを年齢ごとに明確にする。
またその支援ニーズを用いて、県内の専門職に勉強会を実施し、医療施設と地域の切れ目のない支援が行われるように準備し、妊娠中の両親学級から育児期の育児教室まで継続的な支援プログラムを開発する。

  • Research Products

    (2 results)

All 2012

All Presentation (2 results)

  • [Presentation] 行政・医療との協働による地域に根差した多胎支援2012

    • Author(s)
      服部律子, 川鰭市郎, 安藤智子, 糸井川誠子, 他
    • Organizer
      第26回双生児研究学会学術講演会
    • Place of Presentation
      東京
    • Year and Date
      2012-01-28
  • [Presentation] 「虐待防止のための連携型多胎支援事業」について2012

    • Author(s)
      志村恵、糸井川誠子、大木秀一、服部律子, 他
    • Organizer
      第26回双生児研究学会学術講演会
    • Place of Presentation
      東京
    • Year and Date
      2012-01-28

URL: 

Published: 2013-06-26  

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