2012 Fiscal Year Annual Research Report
多胎家庭への地域ネットワークを基盤とした当事者主体の包括的な育児支援方法の開発
Project/Area Number |
22592499
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Research Institution | Gifu College of Nursing |
Principal Investigator |
服部 律子 岐阜県立看護大学, 看護学部, 教授 (70273505)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2014-03-31
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Keywords | 多胎育児 / 双子 / 育児支援 / ピアサポート / エンパワーメント / 当事者支援 / 地域ネットワーク |
Research Abstract |
24年度は、計画に基づいて多胎育児支援のための指導媒体の作成とピアサポートの研修会を行った。 平成23年度の計画を引き継ぎ、昨年度のプログラム開発で提示した内容に基づき、ピアサポーター養成講座に開催に使用する教材を作成した。当事者にわかりやすい内容でA県での育児支援の情報を含めたものとする。また地域や医療施設の看護職への多胎に関する研修や情報提供の必要性は、これまでの研究代表者の研究により明らかになっているので、看護職への情報提供に用いる教材やマニュアルも作成した。 新たに作成した教材は、「ふたごの妊娠出産育児」という冊子と「岐阜県版 ふたごの育児マニュアル」である。2つの冊子を1冊にまとめ「ふたごナビ」を作成した。A4版でイラストを用いてわかりやすい解説を心掛けた。育児支援教室で用いることで利用者の便利を図ることをねらいとした。これらの教材は、23年度よりピアサポーター養成講座と多胎妊娠のための両親学級で使用し、当事者のエンパワーメントに役立てるとともに、行政や医療関係者への啓発活動にも利用した。24年度は、ピアサポート研修会を3回実施した。参加者は合計15名であり、利用者は自分の体験を思い出し自分自身の子育てを振り返る機会にもなったという感想が聞かれた。また共感的に聞くということを学び、相手のことを考えながらじっくりと話を聞いてあげるのは、人間としても成長しないといけないとおもったなど多くの学びがあげられた。また事例検討会も岐阜県内の3地域で実施した。さらにピアサポート訪問は全部で15件実施し、ふたごの家庭にピアが2人組で訪問した。 ピアサポーターの養成では、今回初めて参加した継続的に当事者を支援していくことの必要性が明らかになった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
24年度は、ピアサポーター養成講座と育児教室を実施する予定であり、実施できた。次年度以降、行政との協働でさらに研究をすすめ、評価をしていく段階である
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Strategy for Future Research Activity |
今後は、ピアサポートの効果について、サポートを受けた母親や家族とサポーターである双子の母親について、ピアサポートの活動を通じて、良かったことや改善していきたいことなど聞き取り調査を行い、当事者主体の支援活動についてまとめる予定である。
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Research Products
(2 results)