2011 Fiscal Year Annual Research Report
大学院の助産師教育における乳児期の継続家庭訪問支援教育プログラムの開発
Project/Area Number |
22592501
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Research Institution | Aichi Prefectural University |
Principal Investigator |
神谷 摂子 愛知県立大学, 看護学部, 助教 (70381910)
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Keywords | 助産学 / 子育て支援 / 家庭訪問支援 |
Research Abstract |
1.本研究の目的は(1)米国で虐待予防に効果があるとされているHealthy Start Program(「健康な出発」プログラム)の家庭訪問支援プログラムの方法を活用し、大学院での助産師養成教育を効果的にするための乳児期の継続した家庭訪問支援教育プログラムを開発する(2)作成したプログラムを大学院での助産師教育に導入し、学生の教育評価や家庭訪問対象者のインタビュー等から乳児期の継続した家庭訪問育児支援教育を実施評価することである。 2.平成23年度の研究実施計画 ・平成22年度に行なった文献検討や,大学院での助産師養成課程を修了した学生の状況などから,育児期の継続事例の教育目標を考える。 ・アメリカ合衆国でHFAの認可を受け,Healthy Start Programを実施している施設より,Healthy Startの基本となる12の重大原理,FSWが身につける家庭への介入の姿勢や訪問態度,ケースに必要な支援を見極め適時に提供する技術を,平成22年度にアメリカ合衆国ケンタッキー州において教育担当者がトレーニングを受けてきたため,その研修を活かし,かつ本学の助産師養成教育課程の乳児期の家庭訪問支援の目標にそった教育プログラムを作成する。 3.平成23年度の成果 大学院での助産師教育課程において身につけるべき知識と技術について、平成22年度に先行文献からの検討や教員の海外研修をもとに、助産師教育における家庭訪問支援プログラムの時期別目標および、最終目標を決定し平成24年度入学生のカリキュラムに、必要な内容を組み込み作成した。また、現行学生全体のヒアリングからも課題を抽出し、プログラム内容の検討材料とした。平成23年度に作成した教育プログラムで、平成24年度入学の学生からプログラムに沿って実施をする予定である。また教育プログラムの評価の方法についても平成22年度から検討を重ねている段階であり、平成24年度にはプログラムの実施と共に、評価方法を決定する予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
平成23年度の研究の目的は、プログラムの教育目標の決定と、カリキュラムに組み込みプログラムを作成することであったが、その2つの目標については達成することができた。
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Strategy for Future Research Activity |
平成23年度に作成した、乳児期の継続家庭訪問支援教育プログラムを、平成24年度入学の学生から実施していく。 また、プログラムの実施と共に、プログラム評価の方法を決定し、平成24年度から25年度にかけて評価していく予定である。ただし、平成24年度入学生の継続家庭訪問の実施が、平成25年1月~8月頃の予定であり、当初は、平成25年度入学生を含めた2年間分の学生の評価をする予定であったが、平成25年度入学生には、平成25年4月~12月まで教育プログラムに沿って教育を行い、継続家庭訪問の実施が、平成26年1月~8月の予定になってしまうため、まずは、平成24年度入学生の学生からの評価、及び対象者からの評価を中心に実施していく予定である。
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