2012 Fiscal Year Annual Research Report
難治性てんかん患者の小児医療から成人医療へのトランジション・プログラムの開発
Project/Area Number |
22592505
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Research Institution | Morinomiya University of Medical Sciences |
Principal Investigator |
吉川 彰二 森ノ宮医療大学, 保健医療学部, 教授 (00326290)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
永井 利三郎 大阪大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (50124748)
佐藤 寿哲 森ノ宮医療大学, 保健医療学部, 講師 (90614082)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | レディネス・チェックリスト / 移行 / てんかん / 小児医療 / 成人医療 / トランジション / ツール |
Research Abstract |
本年度は、難治性てんかん患者の小児医療から成人医療へのスムーズな移行のためトランジションプログラム開発を目指し、てんかん患者の実態とニーズの把握を目的に、近畿地方の患者・家族(各560名)に実施したアンケート調査において、トランジション・ツールの一つとして、筆者の作成した、移行に向けた「レディネス・チェックリスト」全22項目(本人用・保護者用)の各項目について回答を求めると共に、同チェックリストの有用性について、本人と保護者への回答結果をまとめた。本人用(全22項目)について、肯定的な回答群「(大いに)そう思う」は、62.8%であり、家族用は40.9%であり、家族回答は、本人回答と比べて、全体的に「肯定群」の占める割合が低く、両者には22%の差が認められた。 また、項目NO.4『今後、成人を対象とする診療科への移行について考えている』は、本人用、家族用共に50%近くが「該当しない」という回答結果であり、否定群と併せると85%以上であったことから、本調査の対象者の属性を表していることが考えられた。項目NO.7『(本人は)家族以外からサポートを得ることができる』は、本人・家族共に86%が肯定群の回答であり、授産施設や作業所等の福祉におけるサポート状況を反映していると考えられた。項目NO.17『病気と妊娠との関係について医師や看護師と話をする』については、「該当しない」が42.6%であった。また、家族回答では、全22項目で「該当しない」と回答した率が平均20.5%で、本人回答の平均11.3%と比べて低く、肯定的な回答群の結果と同様の傾向が認められた。
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Current Status of Research Progress |
Reason
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(2 results)