2012 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
22592516
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Research Institution | Jichi Medical University |
Principal Investigator |
中島 登美子 自治医科大学, 看護学部, 教授 (60248854)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 低出生体重児 / 睡眠覚醒リズム / 発達 / NICU / 家族支援 |
Research Abstract |
本研究は、新生児集中治療室(NICU)、発育ケアユニット(GCU)において実施されているデベロップメンタルケアの考えをもとに、家庭において低出生体重児の健やかな発育を支えるケアを継続する家族支援プログラムの開発をめざしている。平成24年度は、子どもの発達と睡眠覚醒リズムの測定結果をもとに、家族支援プログラムを考案した。 対象は、低出生体重児で出生した子どもとその母親25組に依頼し、同意が得られた9組のうち、データ収集期間に協力が得られた7組(双胎1組含む)である。対象の属性は、平均在胎週数30週(±3週6日)、平均出生体重1,309g(±451g)、母親の平均年齢32歳(±3歳)である。測定時期は、子どもが修正週数4~5か月の3日間、測定変数は、子どもの発達と睡眠覚醒リズムおよび生活環境音(強さ)・光(照度)である。子どもの発達は、DENVERII予備判定票(0~9か月)を用いて発達スクリーニングを行った。睡眠覚醒リズムは、アクティグラフを衣服に装着し体動を24時間、3日間測定した。 その結果、低出生体重児の修正4~5か月の発達は順調であり、修正月齢相応であること、睡眠覚醒リズム形成の指標であるMesor(リズム補正平均)は24時間リズムに同調していること、Acrophase(頂点位相)は午後1~4時内にあるが、Amplitude(日内変動)は個々の幅がややあり、1日の生活環境を規則的に調整している家族は変動幅が少なく安定したリズムを形成していることが示唆された。また、睡眠時間については、1日の総睡眠時間は9~11時間、睡眠覚醒比率は41~47%、睡眠時間が少ない傾向にあり、夜間の入眠時刻は21時以降になるケースもあり、親の生活リズムの影響を受けていることが示唆された。これらをもとに、退院後の家庭における子どもの生活リズムの形成を支える家族支援プログラムを考案した。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(3 results)