2012 Fiscal Year Annual Research Report
母親の子育てを支援する祖母のいきいきライフを促進する教育プログラムの実践
Project/Area Number |
22592527
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Research Institution | Tohoku Fukushi University |
Principal Investigator |
三澤 寿美 東北福祉大学, 健康科学部, 教授 (10325946)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
町浦 美智子 大阪府立大学, 看護学部, 教授 (70135739)
中山 和美 新潟医療福祉大学, 健康科学部, 教授 (50300059)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 祖母 / 子育て支援 / 看護学 / 母性・女性看護学 |
Research Abstract |
母親の子育て支援者として期待されている祖母に対して,祖母の子育て支援の促進と祖母自身の健康増進ならびに役割受容やQOL向上をめざした教育プログラムを実践し,祖母のサポート提供の状況,役割受容,自己肯定感,主観的QOLとサポート提供を受ける母親の母性意識の観点から教育プログラムの効果について検討することを本研究の目的とした. 平成24年度は,開発した祖母の子育て支援とQOLを促進する教育プログラムを介入群に対して実施し,祖母と母親を対象としてデータを収集した.母親の妊娠後期,産後1か月,産後3か月,産後6か月における祖母のサポート提供の状況,役割受容,自己肯定感,主観的QOL,サポート提供を受ける母親の母性意識について,縦断的に継続してデータ収集を行った.教育プログラムに参加した介入群11組と対照群17組を分析対象として,教育プログラムの効果を検討した結果,介入群の祖母と対照群の祖母の比較では,サポート提供の頻度,役割受容,自己肯定感,主観的QOLには差は認められなかった.一方,産後6か月の母親の母性意識では,介入群の母親の方が,対照群の母親よりも肯定的・積極的母性意識が向上し,否定的・消極的母性意識は低下した.さらに,インタビューにより介入群の祖母の子育て支援の実際について把握し,教育プログラムに参加した祖母の具体的な子育て支援の内容と母親の子育てを支援する祖母の役割受容,自己肯定感,主観的な幸福感を含む思いや祖母の子育て支援の態度の特徴などについて明らかにした.教育プログラムの効果に基づき,教育プログラムの実用性と今後の課題について検討した.
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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