2010 Fiscal Year Annual Research Report
呼吸器疾患患者の増悪およびQOL低下に関連する気象要因
Project/Area Number |
22592559
|
Research Institution | Osaka Prefecture University |
Principal Investigator |
階堂 武郎 大阪府立大学, 看護学部, 教授 (20152580)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
鈴木 幸子 和歌山県立医科大学, 保健看護学部, 教授 (60285319)
|
Keywords | 気象要因 / 呼吸器疾患 / 疾患増悪 |
Research Abstract |
科学研究費補助金の交付決定を受けた後,速やかに大阪府内の医療機関に対して,研究対象となり得る呼吸器疾患患者の紹介と研究協力の可能性について検討の依頼を行った。研究協力の内諾を得た後,平成22年7月に看護学部研究倫理委員会に協力医療機関の職員を共同担当者とする研究倫理審査申請書を提出した結果,8月に研究の承認を得ることができた。本研究では,主に暑熱環境に重点を置くため,夏期に入る前に対象者の通常の状態を把握することが必要であるものの,所属機関および医療施設の倫理委員会の審査・承認日程の都合上,研究開始年度の夏期には対象者のリクルートが間に合わないことは研究実施計画に記載通りの経過であった。 研究協力が得られた大阪府中央部北側に位置する地域の医療機関の職員(共同担当者)と対象者の疾患内容,在宅酸素療法の有無,リクルート方法などについて詳細に検討した後,平成23年1月に同医療機関に臨床研究申請書と臨床研究部院外研究員申込書を提出し,平成23年3月から平成24年9月末までの研究が承認された。 研究実施計画に従って平成23年3月より呼吸器疾患患者のリクルートを開始した結果,3月末現在では,慢性閉塞性肺疾患患者1人(男性,研究開始時88歳,在宅酸素療法なし)については研究を開始したが,気管支喘息患者1人(男性,在宅酸素療法なし)については,他疾患の精密検査の経過を参考に判断したいという対象者からの申し出を受けて研究開始を中断している。
|