2010 Fiscal Year Annual Research Report
認知症高齢者の家族介護者のストレスが血圧に及ぼす影響と健康支援
Project/Area Number |
22592565
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Research Institution | Kanazawa Medical University |
Principal Investigator |
桜井 志保美 金沢医科大学, 看護学部, 講師 (50378220)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
河野 由美子 金沢医科大学, 看護学部, 講師 (90566861)
櫻井 宣彦 名古屋市立大学, 大学院・システム自然科学研究科, 准教授 (00255233)
平井 真理 名古屋大学, 医学部, 教授 (90242875)
前川 厚子 名古屋大学, 医学部, 教授 (20314023)
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Keywords | 家族介護者 / ストレス / 循環機能 / 睡眠 |
Research Abstract |
4年の研究期間の初年度として、(1)交付申請書の計画についての再検討、(2)唾液分析についてのマニュアルの作成、(3)情報収集、(4)現在までの本研究課題に関する研究成果の発表を行った。 (1) 調査項目、検査方法について共同研究者と検討した。質問項目では主に使用する尺度について検討した。客観的ストレス指標は、当初の予定通りs-IgA、唾液中コルチゾールを用いる。しかし、唾液中コルチゾールについては日内変動があり異なる日に採取した唾液での相関が低いため調査時のみの分析にすることにした。 (2) 唾液採取について7月に試行し、採取方法を決めた。また十分な唾液量を確保できなかった場合、再度唾液採取することを想定し、遠心分離した唾液を冷凍保存することにしたため、遠心分離器を購入した。2~3月にマニュアルの最終チェックを行い、唾液採取・検体の保存(金沢医科大学)、検体の運搬、分析方法(名古屋市立大学)を決定した。 (3) 3月在宅ケア学会、石川県認知症の家族の会に参加し情報収集を行った。 (4) 本研究に関連する介護者の睡眠を課題とする研究成果について中国華中科技大学同済医院主催のシンポジウムで発表(1題)した。また、ストレスと循環機能を課題とした研究成果について、第10回国際家族看護学会で発表(1題)を予定している(査読済)。 本年度は研究計画の見直しや環境を整えるために時間や経費を費やした。次年度は倫理委員会に申請書を提出し、計画を具体化していく予定である。
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