2011 Fiscal Year Annual Research Report
認知症高齢者の家族介護者のストレスが血圧に及ぼす影響と健康支援
Project/Area Number |
22592565
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Research Institution | Kanazawa Medical University |
Principal Investigator |
桜井 志保美 金沢医科大学, 看護学部, 講師 (50378220)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
河野 由美子 金沢医科大学, 看護学部, 講師 (90566861)
櫻井 宣彦 名古屋市立大学, 大学院・システム自然科学研究科, 准教授 (00255233)
平井 真理 名古屋大学, 医学部, 教授 (90242875)
前川 厚子 名古屋大学, 医学部, 教授 (20314023)
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Keywords | 家族介護者 / ストレス / 循環機能 / 睡眠 |
Research Abstract |
4年の研究期間の2年目である。今年度は、(1)研究計画の見直し、(2)倫理委員会で承認を得た。(2)初回調査開始、(3)情報収集、(4)現在までの本研究課題に関連する研究成果の発表を行った。 (1)研究計画変更:追跡調査時期を2年後から1年後に変更した。追跡期間が長期になると介護状況の変化が大きく、どのような介護が血圧上昇に関連したのかが不明確になる、療養者の死亡によりドロップアウトする介護者の増加が予想されるため。また、毎朝の血圧測定は、介護者への負担が大きいため中止した。 (2)8月倫理委員会で研究計画が承認された。 (3)初回調査:10月石川県内のすべての訪問看護ステーション(26)に文書を被験者募集に関する協力依頼を行った。11月から協力の得られた14訪問看護ステーションのスタッフから介護者へ117枚のビラを配布してもらった。調査の同意が得られた17件の調査を実施し、名古屋市立大学で唾液の分析を実施した。3月石川県内の284居宅支援事業者へ被験者募集の協力依頼を行った。 (4)情報収集:6月国際家族看護学会、3月在宅ケア学会と石川県認知症の家族の会に参加し情報収集を行った。 (5)本研究に関連する認知症患者介護者のストレスと循環機能を課題とした研究成果について、第10回国際家族看護学会で発表(1題)した。また、石川県内灘町認知症家族の会で「介護者の健康支援」として、ストレス、睡眠と循環機能を課題とした研究成果について講演した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
このまま順調に進めば、研究期間内に追跡調査まで終えることができると考える。
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Strategy for Future Research Activity |
平成24年度初回調査を夏ごろまで継続する。1年後追跡調査を12月から開始する。 初回調査のデータから、(1)客観的ストレスと主観的ストレスの関連、(2)ストレスの関連要因を検討する。 平成25年度1年後追跡調査を夏ごろまで継続する。初回調査と追跡調査のデータから、ストレスが血圧に及ぼす影響を明らかにする。 第11回国際家族看護学会(アメリカ)で初回データの検討結果について研究成果を発表予定。
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Research Products
(1 results)