2012 Fiscal Year Annual Research Report
配偶者を亡くした高齢遺族のスピリチュアリティへの回想法の効果に関する研究
Project/Area Number |
22592588
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Research Institution | Ube Frontier University |
Principal Investigator |
生田 奈美可 宇部フロンティア大学, 看護学部, 准教授 (70403665)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
廣瀬 春次 山口大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (30181209)
梅木 幹司 山口福祉文化大学, 社会福祉学部, 講師 (50572195)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 看護学 / 高齢者 / スピリチュアリティ / 配偶者 / 死別 / 回想法 |
Research Abstract |
本年度においては、死別による配偶者喪失後の高齢者の精神的健康とスピリチュアリティ状況が、回想法によってどのように変化するかを把握することを目的に調査を行った。 対象者は5名で、女性4名、男性1名であった。社会福祉協議会から紹介を得て、施設長から了解を得た後、研究代表者が各々対象者に研究目的・研究方法を口頭にて説明、第一回回想法実施日に文書にて同意を得た。第1回回想法の2週間前に郵送にて1回目調査票を郵送し、回答を得、対照期前調査とした。第1回回想法の実施前に2回目調査票に回答を得、対照期後調査、及び介入期前調査とした。第2回回想法実施後に3回目調査票に回答を得、介入期後調査とした。調査内容は、平成23年度に開発した配偶死別高齢者スピリチュアリティ尺度、Spirituality Assessment Scale of the Elderly Bereavement who have Lost Spouse(SAS-EBLS)によるスピリチュアリティと、GHQ28による精神的健康度である。対象者の年齢は71歳~79歳、家族構成は5名全員独居であった。死別原因は5名全員が病気で、死別後期間は6か月~48か月であった。対照期前スピリチュアリティの平均(標準偏差)は、108.8(±16.2)点、精神的健康の平均(標準偏差)は、37.0(±4.0)点、対照期前、介入期前スピリチュアリティの平均(標準偏差)は、100.8(±20.3)点、精神的健康の平均(標準偏差)は、40.6(±8.1)点、介入期後スピリチュアリティの平均(標準偏差)は、106.0(±21.4)点、精神的健康の平均(標準偏差)は、40.0(±6.20)点であった。回想法により、対象者のスピリチュアリティは対照期に比べて上昇していることがわかった。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(2 results)