2012 Fiscal Year Annual Research Report
離島在住高齢者のQOL向上へのインフォーマルサポートの関連に関する研究
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22592590
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Research Institution | St. Mary's College |
Principal Investigator |
濱野 香苗 聖マリア学院大学, 看護学部, 教授 (60274586)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 高齢者 / 離島 / QOL / インフォーマルサポート |
Research Abstract |
日本の全国の高齢化率は平成22年には23.1%とり、さらに増加することが予測されている。家族構造の変化などから介護を含めた高齢者問題は避けて通れない状況である。平成12年4月の介護保険法の施行に伴いフォーマルサポートが提供されるようになったが、離島においてはサービス提供が十分ではなく、フォーマルサポートに格差名見られる。離島に在住する高齢者の保健医療福祉サービスの充実へのインフォーマルサポートの有効活用の示唆を得ることをねらいとして、平成24年7月~平成24年11月、A島を維持している介護保険第2号被保険者を対象に半構成的質問紙を用いた面接調査を行った。A島在住の43歳から64歳の介護保険第2号被保険者68名(男性29名、女性39名)から協力を得た。平均年齢は55.6歳であった。家族構成は親と同居54.4%、配偶者や子どもと同居41.2%、一人暮らし4.4%であった。インフォーマルサポートの状況は、冠婚葬祭に関して手助けを得ているのは、親戚、近所、班等が88.2%、身内や兄弟5.9%、友人や仕事仲間4.4%、教会1.5%であった。日常生活においては野菜のやり取り70.6%、魚のやり取り47.1%、お裾分け7.4%、おかずを貰う4.4%等であった。声かけしたり心配するのは当たり前で特別なことではない39.7%、インフォーマルサポートは島では一番であり、そうしないと島では生活できない14.7%、血縁を辿ればどこかに繋がりがある、他人でも親戚のように接する10.3%、干渉してほしく無い人もいるので負担にならないように関わる2.9%等の意見があった。A島の高齢者のQOLの維持・向上のためには、今の状況を変わらず続けることが大切であると考えている人が11.8%みられた。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(3 results)