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2010 Fiscal Year Annual Research Report

エイジング・イン・プレイスを果たす地域密着型事業所別認知症高齢者ケアモデルの開発

Research Project

Project/Area Number 22592591
Research InstitutionKumamoto University

Principal Investigator

永田 千鶴  熊本大学, 生命科学研究部, 准教授 (50299666)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 北村 育子  日本福祉大学, 社会福祉学部, 教授 (70310034)
本郷 秀和  福岡県立大学, 人間社会福祉学部, 准教授 (90405556)
Keywordsエイジング・イン・プレイス / 認知症高齢者 / ケアモデル / 地域密着型
Research Abstract

高齢者が、たとえ認知症になっても尊厳を保ちながら”エイジング・イン・プレイス:高齢期になっても住み慣れた地域・自宅、あるいは施設で継続した生活を送る”を果たすケア・サービスのあり方を明らかにするために、地域密着型サービスの中でも、小規模多機能型居宅介護(以下、小規模多機能事業所と称す)における(1)認知症高齢者ケアのあり方、(2)看取りまでを支えるケアのあり方について調査した。得られたデータの質的分析により、「エイジング・イン・プレイスを果たす認知症高齢者ケアモデル-小規模多機能事業所編-」を作成し、その妥当性を検証した。ケアモデルは、【24時間医療ニーズに対応する】【多機能をいかして暮らしや看取りを支える】【地域に密着して活動する】【認知症高齢者に向き合う】【安定した運営をする】【自宅を暮らしの拠点として支える】の6つのカテゴリー(因子)、23のサブカテゴリー、77のケア項目で構成され、内的整合性、因子的構成概念妥当性を確保した。また、6つのカテゴリーの関係を図示したモデルの共分散構造分析による適合度は、許容範囲であった。そして、小規模多機能事業所が認知症高齢者の「エイジング・イン・プレイス」を果たすための課題として、第一に24時間医療ニーズに対応する体制を整える、第二に小規模多機能事業所での「看取り」の理解を得る、第三に利用者がもつ地域とのつながりを保つ、第四に小規模多機能事業所の「多機能」性をいかす、第五に地域密着型サービスとして、地域に開かれた事業所とする、の五つが挙げられた。
本研究の意義・重要性は、質的研究により作成された「エイジング・イン・プレイスを果たす認知症高齢者ケアモデル-小規模多機能事業所編-」が、量的研究による因子的構成概念妥当性を得、共分散構造分析によるモデルの適合度が許容範囲であったことにより、今後の地域密着型介護老人福祉施設、認知症対応型共同生活介護の調査、研究分析の方向性を定めることができた。また、ケアモデルの妥当性を得たことで、小規模多機能事業所でのケアモデルの活用についても理解が得られるものと考える。

  • Research Products

    (1 results)

All 2011

All Journal Article (1 results) (of which Peer Reviewed: 1 results)

  • [Journal Article] エイジング・イン・プレイスを果たす認知症高齢者ケアモデルの開発-小規模多機能事業所編-2011

    • Author(s)
      永田千鶴, 東清巳, 松本千晴, 松本佳代, 北村育子
    • Journal Title

      熊本大学医学部保健学科 紀要

      Volume: 第7号 Pages: 77-83

    • Peer Reviewed

URL: 

Published: 2012-07-19  

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