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2010 Fiscal Year Annual Research Report

認知症高齢者の入浴困難、徘徊、収集行動看護プロトコルの臨床適用

Research Project

Project/Area Number 22592605
Research InstitutionIshikawa Prefectural Nursing University

Principal Investigator

高山 成子  石川県立看護大学, 看護学部, 教授 (30163322)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 大津 美香  弘前大学, 大学院・保健学研究科, 講師 (10382384)
渡辺 陽子  県立広島大学, 保健福祉学部, 助教 (20364119)
Keywords老年看護 / 認知症看護 / BPSD / 看護プロトコル
Research Abstract

22年度の目的は、認知症高齢者の入浴困難、俳徊、収集行動の看護プロトコルを、専門家との検討会を経て、より実施可能な内容にすることであった。
計画に基づき、計4回の検討会議を開催し、看護プロトコルの作成、検討、修正に努めた。まず、10月までに今までの調査結果と文献検討結果に基づき、3名の研究者が、高山が入浴困難、大津が俳徊、渡辺が収集行動を担当し、各行動の看護プロトコルを作成した。10月に、研究者3名による検討会議を開催し、大きな枠組みを定めた。次に、10月~3月に、認知症認定看護師専門教員で老健施設勤務の専門家1名と老人看護専門看護師1名の計2名との検討会議を4回開催して助言を頂いた(10月30日、12月20日、1月22日、3月29日)。
以上5回の検討会議の結果、実施可能な看護プロトコル作成に於いて、以下の4点の作成ポイントが明確になり、最終の修正を行った。
1.特に、俳徊、収集行動に於いては、まず、護介入が本当に必要か否かについてのアセスメントが重要で、点数化などによって基準を設定する必要がある。
2.俳徊の場合には、基準設定の際に、基礎疾患に左右されるので収集する情報を定める。
3.入浴困難、収集行動においては、行動の段階的プロセスがある為、どの段階でどのような行動困難が生じるのか、何を観察して、どのような援助をするのかを明確に示す必要がある。入浴困難であれば、「脱衣室誘導」「脱衣」「入浴室での身体洗いと洗髪」「お湯に浸かる」「浴室から着衣室へ入る」「着衣」、収集行動では「収集」「保管」「回収」である。
特に、入浴困難、収集行動は複数の要素で構成されている行動であり、重症度で障害の様相が変化するため、重症度別の援助を示すことが必要である。
次年度は、平成22年度に作成した看護プロトコルに沿って、研究3名で実施・評価、その後、臨床スタッフに使っていただき、評価する予定である。

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Published: 2012-07-19  

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