2012 Fiscal Year Annual Research Report
訪問看護師向け「膀胱留置カテーテル管理」研修プログラムの開発と効果実証
Project/Area Number |
22592625
|
Research Institution | Kanazawa Medical University |
Principal Investigator |
前田 修子 金沢医科大学, 看護学部, 准教授 (70336600)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
滝内 隆子 岐阜大学, 医学部, 教授 (10289762)
小松 妙子 岐阜大学, 医学部, 教授 (20326078)
|
Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
|
Keywords | 訪問看護師 / 教育プログラム / 膀胱留置カテーテル |
Research Abstract |
1.目的・方法:平成24年度は,平成23年度に実施した訪問看護師を対象に行った長期膀胱留置カテ-テル管理の質問紙調査の結果を踏まえ“訪問看護師向け長期膀胱留置カテーテル管理研修プログラム”を開発・実施・効果検証を行った. 2.結果:(1)開発:長期カテーテル留置者の訪問看護経験がある訪問看護ステーション管理者への質問紙調査の結果から,訪問看護師による長期カテーテル管理の問題の同定と学習ニーズ評価を実施し,16の教育内容から成るプログラムを開発した.(2)実施:41名の訪問看護師に研修会を実施し,研修会前後に効果検証のための質問紙調査を実施した.(3)効果検証:受講満足度・学習成果・訪問看護活用度を評価指標とする質問紙調査の結果から研修会の効果検証を行った.①受講満足度:「満足」84.2%,「やや満足」15.8%であったことから,研修会の教育方略(開催時期・場所・教育内容)は参加者の期待に応えるものであったと考えられる.②学習成果:長期カテーテル管理に関する16問題を研修会前後に同一問題を正誤法により質問した結果,正当数の平均が研修会後に有意に高く76.9%は正答数が増加したことから,参加者の長期膀胱留置カテーテル管理に関する知識獲得に効果があったと評価できた.しかし,教育内容別では正答者数が調査の前後で減少したもの等があったことから,全教育内容に学習成果があったとは言えず,教育内容の提示方法の改善を図る必要性が示唆された.③訪問看護活用度:5つの教育内容に対して,「活用できる」または「やや活用できる」と回答した者の割合はいずれも80%以上であったことより,教育内容は訪問看護に活用しやすい内容であったと考えられる. 3.考察:本プログラムの課題として講義資料の改善,学習効果測定方法の検討,参加者の訪問看護実践の場における行動変容の調査の必要性が示唆された.
|
Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
|