2013 Fiscal Year Annual Research Report
在宅療養者と家族のQOL向上を目指した小地域基盤型ケアコミュニティの開発
Project/Area Number |
22592628
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Research Institution | Osaka Medical College |
Principal Investigator |
真継 和子 大阪医科大学, 看護学部, 准教授 (00411942)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
星野 明子 京都府立医科大学, 医学部, 教授 (70282209)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2014-03-31
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Keywords | 健康づくり / 介護予防 / ネットワーク / 住民主体 / コミュニティ / サポートシステム |
Research Abstract |
当該年度の課題は、①健康づくり・仲間づくり・介護予防(サロン型ケアコミュニティの継続運営と評価、ニュースレターの発行)②住民主体の健康づくりに向けたヘルスサポートボランティアの育成とサロンの自主運営化、③他機関との連携による地域ネットワークの強化、であった。 1.健康づくり、仲間づくり・介護予防:サロンは11回(月1回)開催、利用者数延べ86名(男性16名、女性70名)であった。利用者の年齢は55~86歳、平均73.8±6.1歳、昨年度より1.6ポイント高くなっていた。健康チェック(血圧測定:79件、体重測定:68件、体脂肪測定:60件)、骨密度測定23件、健康相談76件、アロママッサージ1件、足指力測定・指導20件、健康講話11件を実施した。サロンでは健康情報交換会を実施し、利用者同士の交流を促すとともに、知識・情報の共有を図ることにより、住民同士が励まし合い、互いに刺激を受ける場となってきた。また、住民が新規利用者を連れてくるようになった。健康情報を載せたニュースレターは10回発行した。1回あたりの配布数は100部、関連病院や訪問看護ステーションでの配架、住民によって外出機会の少ない高齢者宅への配布が実施された。 2.ヘルスサポートボランティアの育成:6回コースの講座を開催、参加者数5名。受講後はサロン内で、利用者の話し相手や簡単な測定を実施して頂いた。「勉強になった」「地域での活動に活かしている」「ヘルパーの仕事でも役立てている」などの感想があった。受講生が中心となり、自主運営に向けた準備をすすめ、2014年6月開催にこぎつけている。 3.地域ネットワークの強化:関連病院やかかりつけ医、地域包括センター、地域コミュニティセンター等との必要時の連携はとれたが、決して十分でなく課題を残すこととなった。今後も、研究者らは自主運営サロンにかかわっていく予定であり、継続課題としたい。
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Current Status of Research Progress |
Reason
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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