2010 Fiscal Year Annual Research Report
福祉用具の有効活用に繋がる自立支援プログラムの開発
Project/Area Number |
22592632
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Research Institution | Fukuoka University |
Principal Investigator |
大倉 美鶴 福岡大学, 医学部, 講師 (70364172)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
田中 美加 福岡大学, 医学部, 講師 (70412765)
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Keywords | 在宅看護 / 福祉用具 / 自立支援 |
Research Abstract |
今年度は、研究計画の課題1(福祉用具の活用効果の適切な評価に繋がる自立支援評価指標の作成)を達成することであった。自立支援の評価指標について、リハビリ医、訪問看護師、ケアマネージャーらを主体とした専門職者と計7回の会議を持ち、自立支援評価指標に関する必須項目を文献や施設などが作成している資料を基に新たな自立支援評価の方向性を含めて検討した。 オリジナルな発案としては自立支援評価指標にこれまで注目されていなかった使用している対象者の心理評価や介護負担感についても、評価者の負担にならない程度で加えることにした。故に評価項目基準については、要介護度(身体・認知)、ADL評価、社会参加、心理変化、介護負担感の5つに絞り、各項目にそって、その詳細を討議した。 心理評価や介護負担の評価をADL評価などと合わせて継続評価することが、福祉用具を使用することによって自立を促進させた要因に繋がったのか、或いは自立が促進したと言える評価に繋がったのか、各事例をより深く考察することができ、より適切な評価が出来ると考える。 現在は、自率支援評価指標に沿って、自立支援評価表の作成を試みている。自立支援評価表については、以前に作成したものを関係施設へ配付したが継続して利用する者がなかなか増加しない結果となっている。理由の一つに、内容よりも、作成した評価表の使用感が悪いことが、継続して利用してもらえないことに大きく影響すると思われた。今後、評価表のプレテスト何度か実行し、記載内容の組み合わせやデザインなどを検討・修正しながら、継続利用者が増加するように完成させる予定である。
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Research Products
(2 results)