2012 Fiscal Year Annual Research Report
福祉用具の有効活用に繋がる自立支援プログラムの開発
Project/Area Number |
22592632
|
Research Institution | The Japanese Red Cross Kyushu International College of Nursing |
Principal Investigator |
大倉 美鶴 日本赤十字九州国際看護大学, 看護学部, 准教授 (70364172)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
田中 美加 福岡大学, 医学部, 講師 (70412765)
|
Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
|
Keywords | 福祉用具 / 自立支援 |
Research Abstract |
本研究は、平成22年度からスタートし、予定の研究期間(研究期間3年)を経て、完成年度の目標「福祉用具の有効活用に繋がる自立支援プログラムの開発」に達することができたと考える。具体的な成果については、これまでに作成した「福祉用具の有効活用に繋がるガイドライン」および「身体・認知レベルの標準化アセスメントシート・継続モニタリングシート」を「自立支援評価指標」と連動させられるノートを作成した。「自立支援評価指標」とノートの作成には、共同研究者や専門職者(介護支援専門員)らの意見を反映させ、修正を繰り返しながら完成させた。次に完成したノートを専門職者10名に試験的に活用してもらい、ノートの使用感と合わせて、自立支援プログラムとしての機能などについて聞き取り調査を実施し、新たなノートやプログラムに向けて改善の参考とした。聞き取り調査による専門職からの意見では、全般的に、対象に適切な福祉用具の選択が可能なことや、モニタリングの視点が焦点化されやすく、取り組みやすいとの評価を受けた。一方で、使用するシートの項目が多く時間がないときはストレスになること、使用方法の説明をしっかり受けないと用語の解釈が難しく気軽に使えないこと、一般化や長期継続につなげるための更なる工夫(ノートにしない方法)が必要であることなどが課題として上がった。 従って、今後は、長期継続や一般化(誰もが気軽に使える)に繋げられるためのノートとなるように修正を重ね、最終的に完成させることを目指す。この福祉用具有効活用のための自立支援プログラムノートが上手く活用されるようになれば、福祉用具がより多くの対象者に有効に活用され、介護保険利用者の要介護度の改善や認知度の改善に役立てられる一助となることが期待される。
|
Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
|