2012 Fiscal Year Annual Research Report
学術標本3Dデジタル情報の、半自動データ取得システム確立とVR展示への応用・評価
Project/Area Number |
22601005
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
三島 美佐子 九州大学, 総合研究博物館, 准教授 (30346770)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
竹田 仰 九州大学, 芸術工学研究科(研究院), 教授 (30155014)
岩永 省三 九州大学, 総合研究博物館, 教授 (40150065)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | バーチャルリアリティ / 学習プログラム / データ取得システム / 自動化 / 評価基準 |
Research Abstract |
本研究の究極目的は、博物館が所有する開示性の低い(=展示に使いづらい・使えない)学術標本資料を、学術研究のみならず一般向け開示においてより有効に用いる方法を確立するため、博物館における共通技術を確立・検証することである。本研究では、九州大学総合研究博物館が所蔵する動物骨格標本約200 体と人体骨格標本約3000 体を用い、学術標本資料の3次元(以下3D)デジタル化に伴うデータ取得作業の半自動システムを確立し、それらを用た学習プログラムの有効性や学習効果の評価基準を明らかにする。 平成24 年度は、データ取得システムの確立においては、平成23年度に安価な既製品を用いて自作・改造として、 ロボットアームによる試作を試みたものの動作が得られす、改良することとしたが、最終的に、本研究で対象とした古い骨格標本を扱うのに充分な動作性は得られなかった。標本資料をVR 展示コンテンツとしたさいの有効性と限界、学習効果の評価にむけては、平成23年度に作成したバーチャル3D 図鑑のプロトタイプを改良することとしたが、デバイスの動作性や若年者の操作性を検証しながら改良し、結果として識精度・操作の自由度・携帯性が大幅に改良することが出来た。バーチャル3D図鑑を用いたワークショップでの検証を実施し、骨格標本特有の課題である「骨への恐怖の先入観」減少につながることが明らかになり、VR教材の有効性が示唆された。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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