2012 Fiscal Year Annual Research Report
Coded Apertureを用いた高速X線ビームプロファイルモニターの研究
Project/Area Number |
22604012
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Research Institution | High Energy Accelerator Research Organization |
Principal Investigator |
FLANAGAN John 大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構, 加速器研究施設, 准教授 (00321539)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | x線 / Coded Aperture / 符号化口径 / ビームサイズ / モニター / 加速器 / 診断 / diagnostics |
Research Abstract |
今年はATF加速器のATF2取り出しラインでX線Coded Aperture(符号化口径)を用いて低エミッタンスビームのサイズ測定に成功した。ATF加速器のオプティクス専門家がX線の発光点でのビームサイズを7.5μmまで絞って頂いて、その発光点からのX線をCoded Apertureを通してディテクターで検出したパターンがその程度のビームサイズに一致していることを確認出来た。今年測ったビームサイズは去年のATF2加速器のオプティクス調整で出来た最小ビームサイズの半分ぐらいであり、且つCesrTA加速器で今までCoded Apertureで測った最小ビームサイズよりも小さいため、今回の測定結果がCoded Aperture測定法に関しては世界新記録になる。この成功で研究の最大の目的に到達した。 データ解析の方法の開発も進んだ。32コアのCPUで今までより早くて精度よくビームプロファイルによるCoded Apertureを使う時のディテクターで観測した信号の計算が出来て、そしてディテクターで観測した信号から元のビームプロファイル(サイズ、位置、及び非ガウス成分含み)を求めることが出来る様になった。 CesrTA及びSuperKEKBでは同じディテクターも使用するため、そのデータの解析に必要なピクセルの効果的な幅等のディテクターの特徴をATF2取り出しラインで測定した。これから、新しいディテクター及び読み出しシステムのテストのためにATF2のX線取り出しラインを続けて使用する予定である。特に、別の予算で開発中のSuperKEKB用シングルバンチ、シングルショットの読み出しシステムをATF2でテストしたい。今年度の実験にはそのSuperKEKB用読み出しシステムが間に合わなかったが、シングルピクセルのスロースキャンで最小ビームサイズのデータを取ることが出来た。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(2 results)