2012 Fiscal Year Annual Research Report
家族内コミュニケーションを支援するデジタルストーリーテリングシステムの開発研究
Project/Area Number |
22610004
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
佐藤 朝美 東京大学, 大学院情報学環, 助教 (70568724)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
椿本 弥生 公立はこだて未来大学, 公私立大学の部局等, 講師 (40508397)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 家族内コミュニケーション / デジタルストーリーテリング / ナラティブ |
Research Abstract |
本研究の目的は、コンピュータ上で親子で行う物語作り(デジタルストーリーテリング)を通して、家族内コミュニケーションを活性化することである。家庭の教育力の向上支援を念頭に、物語作りを通じて家族内コミュニケーションの機会を充実させていく。その方法として情報通信技術(ICT)の適切な支援環境を活用し、絵本の読み聞かせでは実現しえなかった効果的なコミュニケーションを支援することを目指している。 平成24年度は、家族内コミュニケーションの支援活動のデザインと評価のための実験を行った。「未来の君に贈るビデオレター」ワークショップと称して、家族で10年後の子どもに贈るビデオレターをデジタルストーリーテリング形式にして作成するものである。本年度は、それらの実験から得たデータをもとに、デザインした活動により家族内コミュニケーションがどのように変化したかについて分析を行った。評価の結果、家族内コミュニケーションにテーマに関する一貫性が向上されたとともに、インタラクションが増える様子が観察された。さらに家族に対する信頼感も向上するケースがみられた。全体的に向上した家族には、相手の発言を受け止め、意見を出し合いながらテーマに対する家族の意味を構築している様子がみられた。また、この活動自体の家族にとっての意味を考え,ワークシートの記述を詳細に行っていた。 本年度はさらに、一連の調査内容と活動デザイン、その結果について論文としてまとめ、投稿した。また、デザインした活動においては、単にデジタルストーリーテリングを行うというものではなく、夫婦でお互いの考えを確かめ合えるようなワークシートや家族の気持ちをまとめるためのテンプレートを用意している。これらをワークショップとして一般に普及できるようWebで公開する準備をすすめている。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(1 results)